#99 ゼロから学ぶ " 波佐見焼 はさみやき(長崎県)" の歴史・特徴・魅力・体験場所
透けるような素地の白さと素朴な染付で厚手で壊れにくいのが特徴
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前回は#98 三川内焼(長崎県)について詳しくみてきましたが、今回は波佐見焼について、ひげ先生と はさみちゃん との会話より、具体的にチェックしてみましょう
はさみちゃん、よろしくお願いします。ひげ先生こと当ブログの管理人です
ひげ先生、宜しくおねがいします!
波佐見焼が伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合
本日ご紹介の波佐見焼は1978年(昭和53年)2月6日に経済産業大臣より指定を受け、波佐見陶磁器工業協同組合が産地組合でしたね
波佐見陶磁器工業協同組合ですね
波佐見焼の産地組合がある市町村と観光スポット
波佐見陶磁器工業協同組合は、東彼杵郡(ひがしそのぎぐん)にあります
東彼杵郡(ひがしそのぎぐん)とは
長崎県の郡で、大村湾のに面するエリア
東京からはどのようにして行きますか?
東京から東彼杵郡への行き方ですが、飛行機+バスがおすすめです
九州はやはり飛行機がおすすめなのですね
トータル所要時間は約4時間00分で着くことができます
羽田空港駅 → 長崎空港(飛行機:約1時間50分)
長崎空港 → 川棚バスセンター(西肥自動車 長崎空港線:約41分)
川棚バスセンター → やきもの公園前(西肥バス 川棚-内海・中尾・鬼木線:約22分)
長崎空港からバスを乗り継げば良いのですね
また、東彼杵郡には、岩屋神社(いわやじんじゃ)という観光スポットがあります
岩屋神社(いわやじんじゃ)とは
岩屋山のふもとにあり、杉木立の中を登る199段の石段は、鬼が一夜で築いたという伝説も言い伝えられている
鬼が石段を築いた伝説があるのですね
波佐見焼の歴史・特徴・魅力
その岩屋神社がある東彼杵郡における、波佐見焼の歴史について見ていきましょう
波佐見焼はどういった歴史があるのでしょう
はじまりは、豊臣秀吉の朝鮮出兵より連れ帰った李朝(りちょう)の陶工が、波佐見町村木の畑ノ原・古皿屋・山似田の3か所で、登窯(のぼりがま)が作られたことによります
登窯(のぼりがま)とは
斜面に沿って階段状に築き、下方からしだいに上方へ焼きあげてゆくもの
朝鮮出兵の歴史に絡んでいるのですね
江戸時代には、この地で磁器の原料である陶石(とうせき)が発見され、後に染付(そめつけ)や青磁(せいじ)もはじまり、大村藩の特産品として発展していきました
陶石(とうせき)とは
陶磁器の原材料となる岩石。石英(せきえい)と絹雲母 (きぬうんも)からなる
染付(そめつけ)とは
素焼した白い色の器に青い色の絵や模様が描かれているうつわ
青磁(せいじ)とは
薄っすらとした青や緑のうわぐすりをかけて焼いた磁器
色々な技法が取り入れられたのですね
染付の中でも唐草模様(からくさもよう)を筆で簡単に描いた茶碗はくらわんか椀と呼ばれるが、大阪摂津の淀川沿いの船に小舟で近づき、「餅くらわんか、酒くらわんか」と言って売った言葉から名づけられました
大阪府枚方市の和菓子で「くらわんか餅」は人気が高いですよ
磁器の茶椀は高級なもので、庶民には手が届かないと言われていましたが、良質な食器を手ごろな値段で売られたので、多くの庶民に人気を得るようになりました
庶民の人気を得るのは大事ですね
輸出では、オランダ貿易の最盛期である明治時代末期まで、仲買商人の金富良商社(こんぷらしょうしゃ)が酒や醤油を輸出するための容器としてコンプラ瓶を盛んに利用されていました
その技術を体験できるところってありますか?
あるよ!是非、体験してみてくださいね!!
三川内焼の体験場所
事業者名 | 内容 | 事業者HP |
くらわん館 | 絵付け ろくろ タタラ型打ち | http://kurawankashop.sakura.ne.jp/ |
中尾山伝習館 | 絵付け | https://densyuukan.jimdofree.com/ |
波佐見焼の歴史や工芸体験の情報有難うございました
波佐見焼の“蕎麦ちょこ”が売られていますので良かったらぜひ!
素敵な蕎麦ちょこですね!欲しい!!
はい、それでは#99 波佐見焼(はさみやき)についてのお話はここまで!
次回は#100 庄川挽物木地(しょうがわひきものきじ)を見ていきましょう
(参考)
・47都道府県 伝統工芸百科(丸善出版)
・調べる!47都道府県 伝統工芸で見る日本(同友館)
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