#70 ゼロから学ぶ " 豊橋筆 とよはしふで(愛知県)" の歴史・特徴・魅力・体験場所

墨になじみやすく、すべるような書き味が特徴
前回は#69 三河仏壇(愛知県)について詳しくみてきましたが、今回は豊橋筆について、ひげ先生と とよ君 との会話より、具体的にチェックしてみましょう。
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とよ君、よろしくお願いします。ひげ先生こと当ブログの管理人です

ひげ先生、宜しくおねがいします!
豊橋筆が伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合

本日ご紹介の豊橋筆は1976年(昭和51年)12月15日に経済産業大臣より指定を受け、豊橋筆振興協同組合が産地組合でしたね

豊橋筆振興協同組合ですね
豊橋筆の産地組合がある市町村と観光スポット

豊橋筆振興協同組合は、豊橋市(とよはしし)にあります
豊橋市(とよはしし)とは
愛知県の南東部に位置し、東京と大阪のほぼ真ん中にある

東京からはどのようにして行きますか?

東京から豊橋市への行き方ですが、新幹線がおすすめです

新幹線ですね

トータル所要時間は約1時間30分で着くことができます
東京駅 → 豊橋駅(東海道・山陽新幹線 ひかり:約1時間20分)

新幹線1本で行けるのは良いですね!

また、豊橋市には、吉田城(よしだじょう)という観光スポットがあります
吉田城(よしだじょう)とは
1505年に牧野古白が築城し、当時は今橋城と呼ばれていたが後に改称され、江戸時代には吉田藩の政庁であった


石垣や堀などは当時のまま残っているんですよね
豊橋筆の歴史・特徴・魅力

その吉田城がある豊橋市における、豊橋筆の歴史について見ていきましょう

筆の歴史とは・・・どういったものか!?

はじまりは江戸時代である1804年(文化元)に、京都の筆師であった鈴木甚衛門が吉田藩学問所の筆匠(ごようふでしょう)に迎えられ、毛筆を作ったとされています

京都から伝わったのですね

財政に苦しむ下級武士の内職となり、明治時代になって教育の定着とともに毛筆も著しく普及していきました

下級武士の内職とされたのかぁ

豊橋に立ち寄った奈良の墨商人のアドバイスに基づいて、東京方面への販路を開拓し、安価で品質良好であった豊橋筆は人気が高まり,広く取り引きされるようになりました

販路を開拓していったのですね!

明治のはじめには、芯巻筆(しんまきふで)を改良し、いまの筆と同じ製法で、筆が作られるようになりました

改良をしていったのかぁ

原材料には混毛が使用され、水を用いて交ぜあわせる練りまぜの工程を用いることが特徴とされております

水で混ぜ合わせるのですね!

墨の含みが良く、墨はけが遅いため使いやすい筆として使われるようになりました

どういった工程を経て作られますか?

約36の工程を全て手作りで行われており、選別→毛もみ→寸切り→練りまぜ→上毛(うわげ)かけ→仕上げ→刻銘(こくめい)に大きく分けることができます

その技術を体験できるところってありますか?

あるよ!是非、体験してみてくださいね!!
豊橋筆の体験場所
事業者名 | 内容 | 事業者HP |
筆の里 嵩山工房 | 筆作り | https://www.toyohashi-fude.com/hpgen/HPB/entries/3.html |

豊橋筆の歴史や工芸体験の情報有難うございました

豊橋筆の“筆”が売られていますので良かったらぜひ!

この素敵な筆で書いてみたいですね!

はい、それでは#70 豊橋筆(とよはしふで)についてのお話はここまで!
次回は#71 伊賀くみひも(いがくみひも)を見ていきましょう
(参考)
・47都道府県 伝統工芸百科(丸善出版)
・調べる!47都道府県 伝統工芸で見る日本(同友館)
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