#0-2 日本の経済動向
日本の伝統工芸品の産業を見ていく前に、前回は#0-1 日本の人口推移について見てきましたが、
今回は日本の経済動向について、ひげ先生とつぐ子ちゃんの会話で新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)の影響でどう変化していったかチェックしてみましょう
つぐ子ちゃん、こんにちは。ひげ先生こと当ブログの管理人です
ひげ先生、本日は宜しくお願いします
新型コロナウイルスは2019年12月に武漢市で発生し、武漢から世界に広がっていったというのが一般的な情報かと思います
早くコロナが落ち着いてほしいわ
この影響で日本の経済も大きく落ち込んでしまったんだ
ひげ先生、具体的にはどの程度の落ち込みがあったか教えてください
それでは内閣府が出している資料を見てみましょう
はーい!
2つの資料を載せてみたよ
①実質GDP成長率の推移(年間)
実質GDP(国内総生産)の前年に対する増加率
※国内総生産とは一定期間内に国内で新たに生み出されたモノやサービスの付加価値
縦軸は対前年比で−6%〜6%の数値を指しており、横軸は年度で2000年〜2020年までを表しているよ
2009年と2020年が下にかなり落ち込んでいるわ
そう!まず1つ目が、2008年に世界規模で拡大した金融危機(リーマン・ショック)により、世界経済は深刻な景気後退に陥り、日本もその影響を受けたんだよ
聞いたことあるわ
そして2つ目が、今回の新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)の影響により、2020年は前年比4.8%減となり、2019年を大きく下回ったんだ
実際にはどの程度のパーセンテージ(%)が必要なんですか?
経済産業省の日本再興戦略において、「今後10年間の平均で実質GDP成長率を2%程度の成長を目指す」としているよ
目標の成長率を達成してほしいわ
昔の日本の実質GDP成長率も一応載せておくよ
・昭和(1956~88)平均 6.8%
昔の日本の成長率は凄かったのね
高度経済成長って言われてた時代だね
②実質GDP成長率の推移(四半期)
Q1(1月-3月)、Q2(4月-6月)、Q3(7月-9月)、Q4(10月-12月)
縦軸は対前年比で−10%〜6%の数値を指しており、横軸は年期で2019年Q1〜2020年Q4までを表していて、黒い線が実質GDP成長率になるよ
コロナが起きた年を詳しく見ている図ね
2020年1Qと2Qはマイナス成長が続いたんだよ
特に2Qは、感染拡大防止のための外出自粛等による内需の下押しや主要貿易相手国での経済活動の停止等による外需の大幅な減少があったね
コロナの影響が大きかったことが見られるわ
その後、国内外における社会経済活動の段階的な引上げがあったんだよ
3Qと4Qは回復しているね
3Qは前期比5.3%増、4Qは前期比2.8%増と2四半期連続のプラス成長となったんだよ
このまま続いてほしい
先生もコロナに負けないようにまだまだ成長していかないと!
私ももっと勉強します
日本の日本の経済動向についてのお話はここまで
次は#0-3 中小企業の動向を見ていきます
ひげ先生の説明がわかりやすく勉強になります。
日本の伝統文化の背景からの説明、感服しました。
続きを楽しみにしています。
rata様
コメント有難うございます。
伝統文化の記事も近日中に記載するので見てもらえれば嬉しいです。