#45 ゼロから学ぶ " 香川漆器 かがわしっき(香川県)" の歴史・特徴・魅力・体験場所
多彩な特色あるものが多くアジアのようなデザインが特徴
前回は#44 京漆器(京都府)について詳しくみてきましたが、今回は香川漆器について、ひげ先生とかが子ちゃんとの会話より、具体的にチェックしてみましょう
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目次
かがわ子ちゃん、よろしくお願いします。ひげ先生こと当ブログの管理人です
ひげ先生、よろしくおねがいします!
香川漆器が伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合
本日ご紹介の香川漆器は1976年(昭和51年)2月26日に経済産業大臣より指定を受け、香川県漆器工業協同組合が産地組合でしたね
香川県漆器工業協同組合ですね
香川漆器の産地組合がある市町村と観光スポット
香川県漆器工業協同組合は、高松市(たかまつし)にあります
高松市(たかまつし)とは
全国一面積が小さい香川県の中央部に位置する県庁所在地である
東京からはどのようにして行きますか?
東京から高松市への行き方ですが、飛行機+バスがおすすめです
飛行機がおすすめなのですね
トータル所要時間は約2時間30分で着くことができます
羽田空港 → 高松空港(飛行機:約1時間20分)
高松空港 → 瓦町(ことでんバス:約30分)
瓦町 → 高松築港(ことでんバス:約5分)
約2時間30分で行けるとは近いですね
また、高松市には、栗林公園(りつりんこうえん)という観光スポットがあります
栗林公園(りつりんこうえん)とは
国の特別名勝(とくべつめいしょう)に指定されている文化財庭園で、回遊式大名庭園として日本一の大きさを誇る
特別名勝(とくべつめいしょう)に指定されているぐらい景色が素晴らしいのですね
香川漆器の歴史・特徴・魅力
その栗林公園がある高松市における、香川漆器の歴史について見ていきましょう
どういった歴史があるのかなぁ
はじまりは江戸時代で、この地を治めた高松藩の初代藩主の松平頼重(まつだいらよりしげ)の保護のもと、漆器づくりがすすみました
はじまりは江戸時代なのですね
その松平頼重は、お茶やお花を好まれていたため、さまざまな文化が育ちました
藩主の好みにもよるのですね
江戸時代後期の19世紀には、玉楮象谷(たまかじぞうこく)という漆器づくりの職人が、中国伝来の漆塗り技法を研究し、日本古来の技法を加え、新しい技法を開発して基礎を築いていきました
玉楮象谷は香川漆器には外せない登場人物ですね
そうですね! その後、多くの名工が輩出され、特色ある漆器が多く作られることになり、その総称として“香川漆器”と呼ばれています
香川漆器の技法
香川漆器には、存清(ぞんせい)・蒟醤(きんま)・彫漆(ちょうしつ)・後藤塗(ごとうぬり)・象谷塗(ぞうこくぬり)の五つの技法があります
具体的にはどういった技法があるのでしょうか?
香川漆器の技法とは
技法 | 内容 |
存清(ぞんせい) | 黒・赤・黄などの上塗りに色漆で模様を描き、その図の輪郭を刀で線彫りし、細部は毛彫りをして金泥で隈取り |
蒟醤(きんま) | 蒟醤とはタイ国の植物の名称で、何回も塗り重ねた塗面を刀で線彫りし、色漆を埋め込み、表面を平らに研ぐ |
彫漆(ちょうしつ) | 中国の堆朱(ついしゅ)、堆黒(ついこく)など何層にも塗り重ねた色漆の層を彫刻する |
後藤塗(ごとうぬり) | 漆芸家 後藤太平(ごとうたへい)による名称で、朱漆を刷毛で全体に塗った後、指で直接撫でつけたり、叩いたりして器の表面に細かい模様をつける |
象谷塗(ぞうこくぬり) | 創始者 玉楮象谷(たまかじぞうこく)による名称で、繰り返し漆を木地に塗り、マコモの粉を蒔いて仕上げる |
マコモとは
水辺に群生するイネ科の多年草
その技術を体験できるところってありますか?
あるよ!是非、体験してみてくださいね!!
香川漆器の体験場所
事業者名 | 内容 | 事業者HP |
讃岐漆芸美術館 | 漆芸 | https://karokaro.ashita-sanuki.jp/ |
漆工房 北山 | きんま・螺鈿(らでん) 彫漆 | https://www.urushi-kitayama.jp/class.html |
香川漆器の歴史や工芸体験の情報有難うございました
香川漆器の“煎茶台”が売られていますので良かったらぜひ!
こんな綺麗な煎茶台でお茶ができるといいなぁ
はい、それでは#45 香川漆器(かがわしっき)を見ていについてのお話はここまで!
次回は#46 博多人形(はかたにんぎょう)を見ていきましょう
(参考)
・47都道府県 伝統工芸百科(丸善出版)
・調べる!47都道府県 伝統工芸で見る日本(同友館)
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