#71 ゼロから学ぶ " 伊賀くみひも いがくみひも(三重県)" の歴史・特徴・魅力・体験場所
締めやすく緩みにくいため、全国の手組みの帯締めの約9割が使用されるほど使い勝手が良いのが特徴
前回は#70 豊橋筆(愛知県)について詳しくみてきましたが、今回は伊賀くみひも(いがくみひも)について、ひげ先生と いがちゃん との会話より、具体的にチェックしてみましょう
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目次
いがちゃん、よろしくお願いします。ひげ先生こと当ブログの管理人です
ひげ先生、宜しくおねがいします!
伊賀くみひもが伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合
本日ご紹介の伊賀くみひもは1976年(昭和51年)12月15日に経済産業大臣より指定を受け、三重県組紐協同組合が産地組合でしたね
三重県組紐協同組合ですね
伊賀くみひもの産地組合がある市町村と観光スポット
三重県組紐協同組合は、伊賀市(いがし)にあります
伊賀市(いがし)とは
三重県の北西部に位置し、忍者発祥の地である
東京からはどのようにして行きますか?
東京から伊賀市への行き方ですが、新幹線+電車がおすすめです
新幹線がおすすめなのですね
トータル所要時間は約3時間45分で着くことができます
東京駅 → 名古屋駅(新幹線 ひかり:約1時間58分)
名古屋駅 → 亀山駅(JR 関西本線(東海):約1時間2分)
亀山駅 → 伊賀上野駅(JR関西本線(西日本);約44分)
乗り換えを2回で行けるのは良いですね
また、伊賀市には、伊賀上野城(いがうえのじょう)という観光スポットがあります
伊賀上野城(いがうえのじょう)とは
上野盆地のほぼ中央にあり、築城の名手 藤堂高虎によって造られた平山城
高い石垣は見どころの一つですよね
伊賀くみひもの歴史・特徴・魅力
その伊賀上野城がある伊賀市における、伊賀くみひもの歴史について見ていきましょう
くみひもの歴史とは気になります
はじまりは、奈良時代以降といわれ、平安時代には仏具などに使われるひもが生産され、戦国時代には甲冑や刀剣に使用されるひもであったり、伊賀発祥の能の装束(しょうぞく)にくみひもが使われておりました
色々なものに使用されてきたのですね
明治時代には武士の身分がなくなったため生産は減少しましたが、広沢徳三郎(ひろさわとくさぶろう)が、東京で習得した江戸くみひもの技術を帯締め(おびじめ)や羽織紐(はおりひも)などに活用し再発展していきました
帯締め(おびじめ)とは
帯がゆるまないように帯の上に結ぶひも
羽織紐(はおりひも)とは
羽織の胸もとが開かないように結んで留めるひも
色々な用途にも使われていたのですね
ひもの組み方は300種類以上 にも及びますが、丸組(まるぐみ)・角組(かくぐみ)・平組(ひらぐみ)の3種類に分けることができます
ひもはどうやって組まれますか?
ひもを組むための台が使用され、その台は丸台・角台・綾竹台(あやたけだい)・高台(たかだい)の4種類があり、ひもの形状や柄に合わせて使い分けがされております
特徴はありますか?
締めやすく緩みにくいので使い勝手が良く、全国の手組みの帯締めの約9割のくみひもが使用されております
その技術を体験できるところってありますか?
あるよ!是非、体験してみてくださいね!!
伊賀くみひもの体験場所
事業者名 | 内容 | 事業者HP |
伊賀伝統伝承館 | くみひも | http://www.kumihimo.or.jp/ |
廣澤徳三郎工房 | くみひも | http://www.ict.ne.jp/~toku-3/ |
松島組紐店 | くみひも | http://www.iga-kumihimo.com/tenpo/index.html |
伊賀くみひもの歴史や工芸体験の情報有難うございました
伊賀くみひもの“ブレスレッド”が売られていますので良かったらぜひ!
素敵なブレスレッドですね!
はい、それでは#71 伊賀くみひも(三重県)のお話はここまで!
次回は#72 京繍(きょうぬい)を見ていきましょう
(参考)
・47都道府県 伝統工芸百科(丸善出版)
・調べる!47都道府県 伝統工芸で見る日本(同友館)
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