#24 ゼロから学ぶ " 因州和紙(鳥取県)" の歴史・特徴・魅力・体験場所

因州和紙(いんしゅうわし)

書道や水墨画に適した紙は程良いにじみ具合と書きやすさが特徴

前回は#23 高山茶筌(奈良県)について詳しくみてきましたが、今回は因州和紙について、ひげ先生といんし君との会話より、具体的にチェックしてみましょう



ひげ先生

いんし君、こんにちは。ひげ先生こと当ブログの管理人です

いんし君

ひげ先生、おしまいやす!(こんばんは!)


因州和紙が伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合


ひげ先生

因州和紙は1975年(昭和50年)5月10日に経済産業大臣より指定を受け、鳥取県因州和紙協同組合が産地組合でしたね

いんし君

因州和紙って鳥取県なのですね


因州和紙の産地組合がある市町村と観光スポット


ひげ先生

鳥取県因州和紙協同組合は鳥取市(とっとりし)に所在しています


鳥取市(とっとりし)とは

鳥取県東部(因幡地方)に位置する鳥取県の県庁所在地で、鳥取平野を中心に日本海沿いに広がる市

いんし君

鳥取市は鳥取県の東部にあるのですね

ひげ先生

次に東京から鳥取市への行き方ですが、飛行機がおすすめです

いんし君

飛行機なのですね

ひげ先生

トータル所要時間は約1時間30分で着くことができます

①羽田空港→鳥取砂丘コナン空港(飛行機:所要時間 1時間10分)

②鳥取砂丘コナン空港→JR鳥取駅(バス:所要時間 約20分)

いんし君

飛行機に乗れば、すぐに鳥取県に行けますね

ひげ先生

また鳥取市には、鳥取砂丘 砂の美術館という観光スポットもあります


鳥取砂丘 砂の美術館とは

世界初の“砂”を素材にした彫刻作品である“砂像”を展示する美術館

鳥取砂丘(とっとりさきゅう)
砂の美術館(すなのびじゅつかん)

いんし君

砂でここまで創り上げるのは驚きですね!


因州和紙の歴史・特徴・魅力


ひげ先生

その鳥取砂丘 砂の美術館がある鳥取市における、因州和紙の歴史について見ていきましょう

いんし君

和紙ってどういった歴史があるのだろう

ひげ先生

鳥取県はかつて因幡国(いなばのくに)とよばれ、1000年以上も前から和紙が作られております

いんし君

1000年も前ですか・・・凄いですね

ひげ先生

平安時代に編纂された三代格式の一つである延喜式(えんぎしき)に因幡国から朝廷へ神を献上した記録が残っております

いんし君

記録が残っているのですね

ひげ先生

そうですね!

中国山地から流れる清流と山地に育つコウゾ、ミツマタ、ガンピなどの皮の繊維を原料としています


コウゾとは

クワ科の落葉低木。繊維は太くて長く強靱

コウゾ


ミツマタとは

ジンチョウゲ科の落葉低木。皮の繊維は細く強い。枝が三つ叉に分かれるところから“ミツマタ”と呼ばれる

ミツマタ


ガンピとは

ジンチョウゲ科の落葉低木。優美で光沢があり、透明度もよい

ガンピ


いんし君

色んな木の原料があるのですね

ひげ先生

江戸時代初期の17世紀前半には、藩の公務で使用する御用紙(ごようし)庶民の使う紙として、全国に広まっていきました

いんし君

盛んに生産されたのですね!

ひげ先生

その通りです!

明治時代には、県がミツマタ栽培の技術や生産法の革新を行い、生産力が向上しました

いんし君

紙は生活に必要ですものね

ひげ先生

当時は、墨がかすれず長持ちするため“筆きれず”の紙として、売り出され人気を博しました

いんし君

墨との相性も良かったのですね

ひげ先生

ただ、第二次世界大戦後に洋紙の普及コピー機の販売等により、和紙の需要が減り、生産量も激減してしまいました

いんし君

生活様式が大きく変化したのですね

ひげ先生

しかし、きめが細かく、なめらかに書ける和紙は、書道用紙や水墨画用紙として専門家や芸術家からの人気が高く生産量は日本一です

いんし君

日本一って響きが素敵!

ひげ先生

生産量は全国の約7割を占めると言われております

いんし君

圧倒的ですね

ひげ先生

その因州和紙の作り方を少しご紹介いたします


因州和紙の製造工程

工程内容
皮なで原料のコウゾ・ミツマタ・ガンピの皮を、水に浸して柔らかくした後に、表皮や節の部分を包丁で取り除く
水浸しづけ表皮を取った原料を、再度水に浸して、繊維を柔らかくする
原料煮原料に竹・わら・麻を入れ、アルカリ薬品を入れて煮る
水あらい水で繊維以外のものや、アルカリ薬品を洗い流す
漂白(ひょうはく)塩素系の漂白剤を加えて白くさせる
精選(せいせん)繊維以外の残った部分を取り除く
叩解(こうかい)繊維をたたいて、解きほぐす
染色(せんしょく)染料を温めながら入れて原料と混ぜ合わせる
紙すきすき舟に水をはり解きほぐした原料と繊維をくっつける“トロロアオイ”を入れて混ぜる
圧さく圧さく機で圧力を加えて水分を切り取る
乾燥(かんそう)1枚ずつはけを使って乾燥機にはりつけて乾かす
仕上げ不良紙を検査して裁断をおこない完成させる
因州和紙の工程表


手漉き(てすき)

機械によらずに、手で紙を漉くこと


いんし君

和紙ができるまでに色々な工程をとおるのですね

ひげ先生

工程の多くは、古くから技術や技法が受け継がれてきました

いんし君

こんな素晴らしい因州和紙を体験できるところはありますか?

ひげ先生

あるよ!是非、体験してみてくださいね!!


因州和紙の体験場所

事業者名内容事業者HP
鳥取市あおや和紙工房紙すきhttp://www.tbz.or.jp/aoya-washi/menu/case/base/
因州和紙伝承工房 かみんぐさじ和紙作りhttps://www.coming-saji.com/hpgen/HPB/categories/4600.html
石州和紙会館紙すきhttps://www.sekishu-washikaikan.com/
因州和紙の体験コース

いんし君

因州和紙の歴史や工芸体験の情報有難うございました

ひげ先生

因州和紙“画仙紙”が売られていますので良かったらぜひ!

たかちゃん

高品質な因州和紙、一度使ってみます!



ひげ先生

はい、それでは#24 因州和紙(いんしゅうわし)についてのお話はここまで

次回は#25 熊野筆(くまのふで)を見ていきましょう


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(参考)

・47都道府県・伝統工芸百科(丸善出版)

・調べる!47都道府県 伝統工芸で見る日本(同友館)

・西日本の和紙(理論社)

・ふるさとの伝統産業10 海と山のくらしにいきる伝統産業 中国地方(太平出版社)

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