#55 ゼロから学ぶ " 京小紋 きょうこもん(京都府)" の歴史・特徴・魅力・体験場所
色使いや柄ゆきには雅やかな雰囲気があり、はんなりとした優しさが特徴
前回は#54 京友禅(京都府)について詳しくみてきましたが、今回は京小紋について、ひげ先生ときょう子ちゃんとの会話より、具体的にチェックしてみましょう
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きょう子ちゃん、よろしくお願いします。ひげ先生こと当ブログの管理人です
ひげ先生、宜しくおねがいします!
京小紋が伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合
本日ご紹介の京小紋は1976年(昭和51年)6月2日に経済産業大臣より指定を受け、京友禅協同組合連合会が産地組合でしたね
京友禅協同組合連合会ですね
京小紋の産地組合がある市町村と観光スポット
京友禅協同組合連合会は、京都市中京区(なかぎょうく)にあります
京都市中京区(なかぎょうく)とは
京都市の中心に位置し、地形はほぼ平坦となっている区域
東京からはどのようにして行けましたか?
東京から京都市中京区への行き方ですが、新幹線+電車がおすすめです
京都は東京から一本で行けるから便利ですよね
トータル所要時間は約2時間30分で着くことができます
東京駅 → 京都駅(東海道・山陽新幹線 のぞみ:約2時間15分)
京都駅 → 二条駅(JR山陰本線 :約7分)
二条駅は京都駅から近いのですね
また、京都市中京区には、神泉苑(しんせんえん)という観光スポットがあります
神泉苑(しんせんえん)とは
794 年に桓武天皇により禁苑として造営
赤い法成橋を願い事を念じながら渡り、池のほとりに祀られた善女龍王社にお参りすると1つだけ願いが叶うとされる
パワースポットですね
京小紋の歴史・特徴・魅力
その神泉苑がある京都市中京区における、京小紋の歴史について見ていきましょう
小紋の歴史って一体どうなんでしょうか?
はじまりは小紋に必要な型紙(かたがみ)を作られたのが1200年前と伝えられています
かなり歴史がありますね!小紋ってどういったものですか?
小紋とは武士の裃(かみしも)に小さな文様を型染めしたものです
裃(かみしも)とは
武士の正装として着用されていたもので、上半身に着る肩衣と、下半身に着る袴(はかま)を組み合わせたもの
よく時代劇でみますね
室町時代に、染色職人が集まる職人町が京都の堀川を中心にでき、徐々に発展していきました
染色職人の職人町ができたのかぁ
戦国時代に、徳川家康や上杉謙信などが京小紋を身に着けていたとも言われております
有名な武将も身につけられたのですね
17世紀ごろの江戸時代に、麻(あさ)に小紋を染めた裃が武士の正装となりました
麻(あさ)ってどんなものですか?
麻(あさ)とは茎や葉脈からとれる繊維(セルロース)つまり「植物の繊維」の総称です
その麻に染められたのですね
やがて町人たちの粋でおしゃれな感覚を受け、庶民の間でも小紋を身に着けるようになりました
庶民にも着られるとかなり広まりますね
当時は単色が主流でしたが、彩色へと変化し、友禅の影響を受けながら独自に発展してきました
色鮮やかなものが好まれるようになったのですね
模様や染める色味の数が多かったりするために、たくさんの型紙が必要になります
それぞれ型紙がいるのかぁ
職人たちは時間と手間と高度な技術をもって今日まで京小紋を伝えてきました
その技術を体験できるところってありますか?
あるよ!是非、体験してみてくださいね!!
京小紋の体験場所
事業者名 | 内容 | 事業者HP |
古代友禅株式会社 | 小紋 | https://www.kodaiyuzen.co.jp/kodaiyuzen/ |
京小紋の歴史や工芸体験の情報有難うございました
京小紋の“はぎれ”が売られていますので良かったらぜひ!
小紋の綺麗な柄ですねぇ
はい、それでは#55 京小紋(きょうこもん)についてのお話はここまで!
次回は#56 京指物(きょうさしもの)を見ていきましょう
(参考)
・伝統工芸のきほん 4 布 織りものそめもの(理論社)
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