#98 ゼロから学ぶ " 三川内焼 みかわちやき(長崎県)" の歴史・特徴・魅力・体験場所
焼くと藍色になる呉須(ごす)を用いた絵模様や細かな美しい細工がされているのが特徴
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前回は#97 広島仏壇(広島県)について詳しくみてきましたが、今回は三川内焼について、ひげ先生と みわ君 との会話より、具体的にチェックしてみましょう
みわ君、よろしくお願いします。ひげ先生こと当ブログの管理人です
ひげ先生、宜しくおねがいします!
三川内焼が伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合
本日ご紹介の三川内焼は1978年(昭和53年)2月6日に経済産業大臣より指定を受け、三川内陶磁器工業協同組合が産地組合でしたね
三川内陶磁器工業協同組合ですね
三川内焼の産地組合がある市町村と観光スポット
三川内陶磁器工業協同組合は、佐世保市(させぼし)にあります
佐世保市(させぼし)とは
長崎県北部に位置し、豊かな自然に囲まれた中核市
東京からはどのようにして行きますか?
東京から佐世保市への行き方ですが、飛行機+バスがおすすめです
飛行機がおすすめなのですね
トータル所要時間は約3時間30分で着くことができます
羽田空港 → 長崎空港(飛行機:約1時間50分)
長崎空港 → 佐世保駅前(西肥自動車 長崎空港線:約1時間29分)
長崎空港から1本の乗り換えで行けるのは便利!
また、佐世保市には、亀山八幡宮(かめやまはちまんぐう)という観光スポットがあります
亀山八幡宮(かめやまはちまんぐう)とは
天武天皇 白鳳4年(676年)に宇佐神宮から御分霊を迎えたことから始まり、佐世保では最大の神社
由緒ある神社なのですね
三川内焼の歴史・特徴・魅力
その亀山八幡宮がある佐世保市における、三河内焼の歴史について見ていきましょう
長崎の焼き物の歴史とは・・・
はじまりは、16世紀末におこなわれた豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に、朝鮮半島から焼き物の職人を連れ帰ったことによります
朝鮮半島から伝来したのですね
26代平戸藩主 松浦鎮信(まつうらしげのぶ)が連れ帰った一人の陶工、古巨関(こせき)が藩主の命を受けて、中野村(現:長崎県平戸市)で最初の窯入れをしました
平戸市で窯入れしたのかぁ
ただ平戸では良い陶石にめぐまれなかったため、領内を探したところ三川内(現:長崎県佐世保市)で窯をもったため三川内焼と呼ばれるようになりました
平戸から三川内に移ったんですね
江戸時代には、平戸藩は販路を海外に求め、薄手のコーヒー茶碗である卵殻手(らんかくで)を開発し、出島を通じてオランダや中国に輸出され、海外の王侯貴族の御用達となりました
海外で人気が高かったのかぁ
明治時代には、三川内焼の伝統技術を継承するために、三川内山に意匠伝習所を創設しました
後継者育成は重要ですね!
代表的な絵付けは、白い素地に呉須(ごす)という絵具で描いたものを呉須絵(ごすえ)といい、中国の子供たちが遊ぶようすを描いた唐子絵(からこえ)という技法があります
呉須絵(ごすえ)とは
白い素地に呉須(ごす)という絵具で絵付けし、透明釉をかけて焼成するというもの
唐子絵(からこえ)とは
松の木の下で無心にたわむれる唐の子供が描かれた柄で、不老長寿の図柄として現代でも人気のあるもの
中国の子供たちを描いているのかぁ
代表的な細工は、素地に細かな美しい彫刻をする透かし彫り(すかしぼり)という技法があります
透かし彫り(すかしぼり)とは
器面をくり貫いて装飾する技
その技術を体験できるところってありますか?
あるよ!是非、体験してみてくださいね!!
三川内焼の体験場所
事業者名 | 内容 | 事業者HP |
三川内焼伝統産業会館 | 絵付け 透かし彫り | http://www.mikawachi-utsuwa.net/links/rakuyaki/index.php |
三川内焼の歴史や工芸体験の情報有難うございました
三川内焼の“ギフトセット”が売られていますので良かったらぜひ!
素敵な絵付けですね!
はい、それでは#98 三川内焼(みかわちやき)についてのお話はここまで!
次回は#99 波佐見焼(はさみやき)を見ていきましょう
(参考)
・47都道府県 伝統工芸百科(丸善出版)
・調べる!47都道府県 伝統工芸で見る日本(同友館)
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