#97 ゼロから学ぶ " 広島仏壇 ひろしまぶつだん(広島県)" の歴史・特徴・魅力・体験場所
牡蠣の殻を用いる下地による漆塗りと豪華絢爛な純金箔押しが特徴
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前回は#96 紀州漆器(和歌山県)について詳しくみてきましたが、今回は広島仏壇について、ひげ先生と ひろ子ちゃん との会話より、具体的にチェックしてみましょう
ひろ子ちゃん、よろしくお願いします。ひげ先生こと当ブログの管理人です
ひげ先生、宜しくおねがいします!
広島仏壇が伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合
本日ご紹介の広島仏壇は1978年(昭和53年)2月6日に経済産業大臣より指定を受け、広島宗教用具商工協同組合が産地組合でしたね
広島宗教用具商工協同組合ですね
広島仏壇の産地組合がある市町村と観光スポット
広島宗教用具商工協同組合は、広島市(ひろしまし)にあります
広島市(ひろしまし)とは
広島県の西部に位置し、広島県の県庁所在地及び政令指定都市である
東京からはどのようにして行きますか?
東京から広島市への行き方ですが、飛行機+バスがおすすめです
飛行機がおすすめなのですね
トータル所要時間は約2時間30分で着くことができます
羽田空港 → 広島空港(飛行機:約1時間20分)
広島空港 → 広島駅新幹線口(広島電鉄 空港リムジン線:約50分)
2時間半で行けるのは良いですね
また、広島市には、広島城(ひろしまじょう)という観光スポットがあります
広島城(ひろしまじょう)とは
1959年に豊臣政権五大老のひとり毛利輝元の命によって築城され、国の史跡に指定されている
見応えがあるお城ですね
広島仏壇の歴史・特徴・魅力
その広島城がある広島市における、広島仏壇の歴史について見ていきましょう
広島における仏壇の歴史とは・・・
はじまりは、13世紀に親鸞聖人(しんらんしょうにん)の高弟明光(みょうこう)が光照寺で浄土真宗を布教し、領主毛利氏の保護を受け更に拡大したことにより、仏壇の製造も盛んになったとされております
浄土真宗とのつながりがあるのですね
江戸時代初期には、浅野長晟(あさのながあきら)が紀州から広島へ転封されたときに、従ってきた職人たちが高度な技術に飛躍させていきました。また京都や大阪に学びに行った僧侶がその技術を持ち帰り、仏壇仏具の技法は進化しました
色々な技術が取り入れられているのですね
明治時代になり、江戸時代にあった商業上の統制が次々と廃止されたため、瀬戸内海の開運を利用して、大阪・京都方面に運ばれ、大阪の製品として出荷されたために形を模倣してつくられました
大阪の製品として全国に出荷されたのか
大正時代末期には、高い品質で全国的に認められたこともあり、生産量が全国一といわれるほど盛んになりました
品質が良く全国一はすごいです!
製造工程は7工程あり、専門の職人たちがそれぞれの工程を分業しており七匠(ななしょう)と呼ばれている
具体的にはどういった職人さんがおられるのでしょうか?
七匠(ななしょう)とは木地師(きじし)・宮殿師(くうでんし)・狭間師(さまし)・須弥壇師(しゅみだんし)・塗師(ぬし)・蒔絵師(まきえし)・かざり金具師(かなぐし)の総称です
これらの職人さんが7つの工程を分業して作られているのですね
漆塗りには下地材料として、広島名産の牡蠣(かき)の殻を細かく砕いてつくる胡粉下地(ごふんしたじ)を用いて使い木の狂いをなくします
胡粉下地(ごふんしたじ)とは
胡粉は貝殻を原料に作られた白い絵具
その技術を体験できるところってありますか?
あるよ!是非、体験してみてくださいね!!
広島仏壇の体験場所
事業者名 | 内容 | 事業者HP |
株式会社高山清 | 黄金鉛筆づくり | https://www.takayamakiyoshi.com/ |
広島仏壇の歴史や工芸体験の情報有難うございました
はい、それでは#97 広島仏壇(ひろしまぶつだん)についてのお話はここまで!
次回は#98 三川内焼(みかわちやき)を見ていきましょう
(参考)
・47都道府県 伝統工芸百科(丸善出版)
・調べる!47都道府県 伝統工芸で見る日本(同友館)
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