#3 ゼロから学ぶ " 村山大島紬 むらやまおおしまつむぎ(東京都)" の歴史・特徴・魅力・体験場所
染料がある部分とない部分で白と黒の模様がはっきり出るのが特徴
前回は#2 山形鋳物(山形県)について詳しくみてきましたが、今回は村山大島紬について、ひげ先生とむらや君との会話より、具体的にチェックしてみましょう。
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目次
むらや君、こんにちは。ひげ先生こと当ブログの管理人です
ひげ先生、本日は宜しくお願いします
それでは今回、東京都の村山大島紬(むらやまおおしまつむぎ)を紹介したいと思います
大都会東京の伝統的工芸品ですね
村山大島紬が伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合
村山大島紬は1975年(昭和50年)2月17日に経済産業大臣より指定を受け、村山織物協同組合が産地組合だったね
村山って何処だろう・・・
村山大島紬の産地組合がある市町村と観光スポット
東京都の武蔵村山市(むさしむらやまし)周辺で織物が作られているから、村山だよ
武蔵村山市(むさしむらやまし)とは
東京都の多摩地域北部に位置し、狭山丘陵をふくむ緑豊かな地域
武蔵村山市周辺なのですね
また、武蔵村山市には、六道山公園(ろくどうやまこうえん)という観光スポットがあります
六道山公園(ろくどうやまこうえん)とは
東京都武蔵村山市から瑞穂町にかけての狭山丘陵にある都立公園
埼玉県と東京都にまたがっている大きな公園なのか
村山大島紬の歴史・特徴・魅力
その六道山公園がある武蔵村山市における、村山大島紬の歴史について見ていきましょう
どういった歴史があるのかな?
はじまりは、この地域の農閑期(のうかんき)に原料の綿や藍の生産が行われて、織物が定着したんだよ
農閑期(のうかんき)とは
農作業をすることが少なく、1年のうちでひまな時期のこと
農閑期を利用して織物とは、一石二鳥ですね
村山大島紬は、江戸時代に創り出されたと言われています
江戸時代なんですね
そうなんです!
正藍染め(しょうあいぞめ)による綿織物の村山紺絣(むらやまこんがすり)と玉繭(たままゆ)による絹織物の砂川太織(すながわふとおり)の技術が組み合わさり、作られたんだよ
絣(かすり)とは
糸のところどころをくくり、白く残して染めた〈かすり糸〉で織った柄のこと。またその織物。
村山大島紬は2つの技術を高度化させたんですね
凄いですよね!
絣板(かすりいた)という文様をほった板で糸や布をはさんで染める、板締め(いたじめ)という技術が使われており、表裏がないという特徴をもってるよ
板締め(いたじめ)とは
模様を彫った2枚の板の間に折り畳んだ布を固く挟んで、模様の部分に孔(あな)をあけて染料を注いで染める技法。
どんな技術か実際に見てみたいな
是非、現地に行ってみてください!
はい!今でも生産は盛んですか?
高度経済成長期には大きな需要があったのですが、その後、生産は縮小しています
その技術を体験できるところはありますか?
あるよ!是非、体験してみてくださいね!!
村山大島紬の体験場所
事業者名 | 内容 | 事業者HP |
田房染織有限会社 | すり込み捺染によるブレスレットづくり | https://tahusa-dyeingweaving.tumblr.com/ |
村山大島紬の歴史や工芸体験の情報有難うございました
村山大島紬の“反物”が売られていますので良かったらぜひ!
素敵な柄ですね !!欲しい
はい、それでは#3 村山大島紬(むらやまおおしまつむぎ)についてのお話はここまで
次回は#4 塩沢紬(しおざわつむぎ)を見ていきましょう
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