#80 ゼロから学ぶ " 近江上布 おうみじょうふ(滋賀県)" の歴史・特徴・魅力・体験場所
さらりとした感触で、軽くて薄い夏の衣服にあった上品な布地が特徴
前回は#79 赤津焼(愛知県)について詳しくみてきましたが、今回は近江上布について、ひげ先生と おうみ君 との会話より、具体的にチェックしてみましょう
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おうみ君、よろしくお願いします。ひげ先生こと当ブログの管理人です
ひげ先生、宜しくおねがいします!
近江上布が伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合
本日ご紹介の近江上布は1977年(昭和52年)3月30日に経済産業大臣より指定を受け、滋賀県麻織物工業協同組合が産地組合でしたね
滋賀県麻織物工業協同組合ですね
近江上布の産地組合がある市町村と観光スポット
滋賀県麻織物工業協同組合は、愛知郡(えちぐん)にあります
愛知郡(えちぐん)とは
滋賀県の東部に位置するエリア
東京からはどのようにして行きますか?
東京から愛知郡への行き方ですが、新幹線+電車がおすすめです
新幹線がおすすめなのですね
トータル所要時間は約3時間45分で着くことができます
東京駅 → 名古屋駅(東海道・山陽新幹線 のぞみ:約1時間40分)
名古屋駅 → 米原駅(東海道・山陽新幹線 こだま:約1時間27分)
米原駅 → 愛知川駅(JR近江鉄道本線:約38分)
新幹線の乗り継ぎを利用すれば良いのかぁ
また、愛知郡には、金剛輪寺(こんごうりんじ)という観光スポットがあります
金剛輪寺(こんごうりんじ)とは
奈良時代に聖武(しょうむ)天皇の勅願により行基が開山した天台宗の寺院で、湖東三山の1つに数えられる
三重塔待龍塔も良いですね!
近江上布の歴史・特徴・魅力
その金剛輪寺があるにおける、近江上布の歴史について見ていきましょう
近江上布の歴史とは・・・
はじまりは、鎌倉時代に京都から職人が移り住んだことにより技術が伝わったとされております
京都から伝わったのですね!
江戸時代には、この地を治めた彦根藩の保護により発展し、染色技術が進歩し、独特の上品な絣模様(かすりもよう)となりました
絣模様(かすりもよう)とは
模様がかすれて見えること
優しい色使いですね!
この地域は愛知川(えちがわ)や鈴鹿山脈の湧き水といった大量の水にめぐまれ、また高温多湿により麻糸を作るのに適している気候により上質な麻布が作られてきました
地域の自然により自ずと発展していったのかぁ
“絣(かすり)”と“生平(きひら)”の2つの技法で模様がつけられます
それぞれの特徴は何かありますか?
絣(かすり)は、サラッとした肌触りと優しい色使いで涼しげのあるようになり、
生平(きひら)は、麻の繊維の色や質感が残るため素朴な感じに仕上がります
その技術を体験できるところってありますか?
あるよ!是非、体験してみてくださいね!!
近江上布の体験場所
事業者名 | 内容 | 事業者HP |
近江上布伝統産業会館 | 苧挽き 手績み 地機織り | https://omi-jofu.com/omijofutraditionalcraftscenter/workshopinfo/ |
近江上布の歴史や工芸体験の情報有難うございました
近江上布の“反物”が売られていますので良かったらぜひ!
落ち着いた素敵な色合いですね!
はい、それでは#80 近江上布(おうみじょうふ)についてのお話はここまで!
次回は#81 京焼・清水焼(きょうやき・きよみずやき)を見ていきましょう
(参考)
・47都道府県 伝統工芸百科(丸善出版)
・調べる!47都道府県 伝統工芸で見る日本(同友館)
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