#47 ゼロから学ぶ " 東京染小紋 とうきょうそめこもん(東京都)" の歴史・特徴・魅力・体験場所
遠くから見ると無地に見えるほど細かな柄の織物であることが特徴
前回は#46 博多人形(福岡県)について詳しくみてきましたが、今回は東京染小紋について、ひげ先生ととう子ちゃんの会話より、具体的にチェックしてみましょう
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目次
とう子ちゃん、よろしくお願いします!ひげ先生こと当ブログの管理人です
ひげ先生、宜しくおねがいします!
東京染小紋が伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合
本日ご紹介の東京染小紋は1976年(昭和51年)6月2日に経済産業大臣より指定を受け、東京都染色工業協同組合が産地組合でしたね
東京都染色工業協同組合ですね
東京染小紋の産地組合がある市町村と観光スポット
東京都染色工業協同組合は、新宿区(しんじゅくく)にあります
新宿区(しんじゅくく)とは
江戸時代に設けられた宿場の一つである内藤新宿(ないとうしんじゅく)を簡略にしたことに由来し、東京都区部のほぼ中央にある区
新宿区には、新宿御苑(しんじゅくぎょえん)という観光スポットがあります
新宿御苑(しんじゅくぎょえん)とは
徳川家康が譜代大名であった内藤清成(ないとうきよなり)に授けた屋敷地の一部で、平和的文化国家の象徴として運営されている
桜が咲く季節には花見場所として有名ですよね
東京染小紋の歴史・特徴・魅力
その新宿御苑がある東京都新宿区における、東京染小紋の歴史について見ていきましょう
染小紋の歴史とはどういった歴史があるのでしょうか?
小紋のはじまりは室町時代といわれており、江戸時代の17世紀初めに全国から集まった大名に向けて裃(かみしも)が江戸で作らるようになったとされております
裃(かみしも)とは
江戸時代の衣服の一種で武家の礼装や庶民の礼服として用いられる
よく時代劇に武士が着ているのを見かけますね
江戸時代中期に、江戸の町人や女性も小紋を着ることで更に広まっていきました
身分に関係なく着用されるようになったのですね
ただ明治時代に、武士の身分がなくなり、女性の着物に用いられるようになりました
なるほど! そうして女性の着物に用いられるようになったのですね
町にあって絵画を描く町絵師(まちえし)により、身の回りにあるものを次々に小紋柄にしていきました
幕府に召し抱えられていたのは御用絵師でしたよね
当時の町人が着用を許された衣料品の色は、茶色(ちゃいろ)・鼠色(ねずみいろ)・藍色(あいいろ)の3色が許されておりました
当時は衣料品の色に規制があったのですね
小紋の細かい柄は、模様が彫られた型紙(かたがみ)を使い、この型紙の上に生地をのせ、防染糊(ぼうせんのり)が塗られます
型紙が作られているのですね
その後に、糊が乾いたら、染料の入った糊を塗り、蒸して水洗いし、乾燥させることで細かい柄の染め織物が作られます
異なった糊を使いながら染められるのか
型紙を作る職人、彫る職人、染める職人それぞれの高度な技により東京染小物が作られております
その技術を体験できるところってありますか?
あるよ!是非、体験してみてくださいね!!
東京染小紋の体験場所
事業者名 | 内容 | 事業者HP |
富田染工芸(東京染ものがたり博物館) | 小裂染付 | https://tomita.tokyo/ |
有限会社 大松染工場 | 染め体験 | https://edokomon-daimatsu.com/?page_id=7 |
小林染芸 | 染め体験 | https://www.edokomon-somekoubou.com/taikenkai.html |
東京染小紋の歴史や工芸体験の情報有難うございました
東京染小紋の“蝶ネクタイ”が売られていますので良かったらぜひ!
何てお洒落な蝶ネクタイなのでしょうか!
はい、それでは#47 東京染小紋(とうきょうそめこもん)を見ていについてのお話はここまで!
次回は#48 金沢仏壇(かなざわぶつだん)を見ていきましょう
(参考)
・47都道府県 伝統工芸百科(丸善出版)
・調べる!47都道府県 伝統工芸で見る日本(同友館)
・伝統工芸のきほん4 布織りものそめもの(理論社)
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