#35 ゼロから学ぶ " 弓浜絣 ゆみはまがすり(鳥取県)" の歴史・特徴・魅力・体験場所
藍色と白色が描き出す美しい模様で素朴な懐かしさがあるのが特徴
前回は#34 大阪欄間(大阪府)について詳しくみてきましたが、今回は弓浜絣について、ひげ先生とゆみちゃんとの会話より、具体的にチェックしてみましょう
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ゆみちゃん、こんばんは。ひげ先生こと当ブログの管理人です
ひげ先生、ばんなりまして!(こんばんは!)
弓浜絣が伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合
弓浜絣は1975年(昭和50年)9月4日に経済産業大臣より指定を受け、鳥取県弓浜絣協同組合が産地組合でしたね
鳥取県弓浜絣協同組合ですね
弓浜絣の産地組合がある市町村と観光スポット
鳥取県弓浜絣協同組は、境港市(さかいみなとし)にあります
境港市(さかいみなとし)とは
鳥取県北西端の弓ヶ浜 (ゆみがはま) の北部に位置し、日本海側の重要港湾として栄えてきた町
日本海に面しているのね
東京から境港市への行き方ですが、飛行機+JRがおすすめです
飛行機がオススメなのですね!
トータル所要時間は約2時間00分で着くことができます
羽田空港→米子空港(飛行機:約1時間30分)
米子空港→境港(JR:約15分)
え、想像していたよりも近い!
また、境港市には、水木しげるロード(みずきしげるろーど)という観光スポットがあります
水木しげるロード(みずきしげるろーど)とは
境港は“ゲゲゲの鬼太郎”の漫画家・水木しげるの出身地であり、“妖怪の町”がつくられ、道沿いに多数の妖怪ブロンズ像が並ぶ
まち全体で妖怪を演出しているとは凄い力の入れようね!
弓浜絣の歴史・特徴・魅力
その水木しげるロードがある境港市における、弓浜絣の歴史について見ていきましょう
どういった歴史があるのだろう
江戸時代中期の17世紀後半に砂地を利用した綿の生産と藍の栽培が行われたのがはじまりです
砂地で綿が生産されたのですね!
綿の中でも質の良い伯州綿(はくしゅうめん)が生産され、農家の副業として織物が広まりました
伯州綿(はくしゅうめん)とは
鳥取県境港市・米子市のある弓浜半島一帯で作られる、少し厚手のふんわりとした独特の風合いが特徴
綿の質が良いのですね
江戸時代後期の19世紀前半には、浜の目絣(はまのめがすり)とよばれる絵絣(えがすり)が農家の女性たちによって織られるようになりました。
日々着るものとして織られていたのかぁ
絣(かすり)とは、文様の図面に合わせて、あらかじめ染めた糸で織られ、絵画のような文様を織り出したものが絵絣(えがすり)と呼ばれます
絣(かすり)とは
糸のところどころをくくり、白く残して染めた〈かすり糸〉で織った柄のこと
それはそれで味わいがあっていいですね!
そうですね! 日々着るものなので、素朴でざっくりとした感じがあるのが特徴です
どういった織り方がされるのですか?
よこ糸に絣糸を使用する平織り(ひらおり)で、たて糸とよこ糸を1本ずつ交差させていく織り方になります
平織り(ひらおり)とは
たて糸とよこ糸を1本ずつ交差させていく織り方
1本ずつ交差させていくのですね
弓浜絣は倉吉絣(くらよしかすり)、広瀬絣(ひろせがすり)とともに山陰の三絵絣(さんえがすり)のひとつに数えられております
山陰の三絵絣なるものがあるのですね
現在では、着物の他にテーブルマットやアクセサリーなどの小物が作られるようになっております
その技術を体験できるところってありますか?
あるよ!是非、体験してみてくださいね!!
弓浜絣の体験場所
事業者名 | 内容 | 事業者HP |
ごとう絣店 | 絣体験 | https://www.pref.tottori.lg.jp/39553.htm |
弓浜絣工房B | 絣体験 | https://kouboub.jp/topics |
弓浜絣の歴史や工芸体験の情報有難うございました
弓浜絣の“正絹”が売られていますので良かったらぜひ!
家に飾ってみるわ
はい、それでは#35 弓浜絣(ゆみはまがすり)についてのお話はここまで
次回は#36 樺細工(かばざいく)を見ていきましょう
(参考)
・47都道府県・伝統工芸百科(丸善出版)
・調べる!47都道府県 伝統工芸で見る日本(同友館)
・伝統工芸のきほん4 布 織りものそめもの(理論社)
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