#34 ゼロから学ぶ ” 大阪欄間 おおさからんま(大阪府)” の歴史・特徴・魅力・体験場所
木目や色合いを活かした動物や風景などを彫り上げるのが特徴
前回は#33 信楽焼(滋賀県)について詳しくみてきましたが、今回は大阪欄間について、ひげ先生とおら君との会話より、具体的にチェックしてみましょう
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おら君、こんにちわ。ひげ先生こと当ブログの管理人です
ひげ先生、まいど!(こんにちわ!)
大阪欄間が伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合
大阪欄間は1975年(昭和50年)9月4日に経済産業大臣より指定を受け、大阪欄間工芸協同組合が産地組合でしたね
大阪府に欄間の伝統的工芸品があるのですね!
大阪欄間の産地組合がある市町村と観光スポット
大阪欄間工芸協同組は摂津市(せっつし)にあります
摂津市(せっつし)とは
北摂三島地域で大阪平野の北部に位置し、古くから農耕が盛んで、大阪と京都を結ぶ重要な役割のまち
摂津市ですか
東京から摂津市への行き方ですが、飛行機+モノレールまたは新幹線+JR+バスがおすすめです
2通りの行き方があるのですね
飛行機を利用するとトータル所要時間は約1時間40分で着くことができます
羽田空港→大阪国際空港(飛行機:約1時間10分)
大阪国際空港→摂津駅(モノレール:約30分)
飛行機の費用金額は高くなると思いますが、所要時間は短いですね
新幹線を利用するとトータル所要時間は約3時間00分で着くことができます
東京→新大阪(東海道新幹線:約2時間30分)
新大阪→千里丘(JR:約10分)
JR千里丘→摂津市役所前(バス吹田摂津線:約10分)
新幹線の費用金額は抑えらそうですが、所要時間は長くなりそうですね
また、摂津市には、大正川河川敷公園(たいしょうがわかせんじきこうえん)という観光スポットがあります
大正川河川敷公園(たいしょうがわかせんじきこうえん)とは
一級河川であり、「夢をひらくせっつ市民の会」によって鯉のぼりのイベントが5月に実施される
鯉のぼりがこんなに多く見れるイベントは中々ないですね!
大阪欄間の歴史・特徴・魅力
その大正川河川敷公園がある摂津市における、大阪欄間の歴史について見ていきましょう
欄間ってどういった歴史があるのだろうか?
江戸時代の17世紀初期に、大阪府内の聖神社(和泉市)や四天王寺(大阪市)などを建立したことがはじまりとされています
お寺や神社に用いられていたのですね
当時の大坂は、木材を多く集められ、また商人も多く存在し、一般住宅にも取り入れことで、全国に出荷をするようになりました
欄間の職人が活躍されたのですね!
欄間は以前にご紹介した井波彫刻(いなみちょうこく)は彫刻欄間(ちょうこくらんま)が中心で、
大坂欄間は彫刻欄間(ちょうこくらんま)・透彫欄間(すかしぼりらんま)・筬欄間(おさらんま)・組子欄間(くみこらんま)など数多くの技法があります
彫刻欄間(ちょうこくらんま)とは
筆を使って下絵を描き、ノコギリを使って景色を立体的に掘り出した欄間のこと
透彫欄間(すかしぼりらんま)とは
原材料のキリの木目と透かし模様が調和した欄間のこと
筬欄間(おさらんま)とは
たての桟(さん)を細かく入れ、よこの桟(さん)を中央に三つ・上下に一つ入れた欄間のこと
組子欄間(くみこらんま)とは
たてよこに組み込んだ細い部材を用いて幾何学模様(きかがくもよう)を表した欄間のこと
そもそも欄間ってどういう定義でしたっけ?
欄間とは間仕切り部分の天井と鴨居の間に彩光と通風を取り入れるためのものです
なるほど!どういった木が使われますか?
スギ・キリ・ヒノキといった木の木目(もくめ)を乾燥させて原材料として使用します
木の木目(もくめ)も数種類取り扱っているのですね
最終の仕上げとしてイボタ蝋(ろう)という蝋(ろう)を用いて磨きます
イボタ蝋(ろう)とは
イボタノキに寄生するイボタカイガラムシが分泌する蝋のこと
最後に蝋(ろう)で仕上げるのですか?
手間と時間をかけた素晴らしい技術なのですが、現在は日本家屋が減少し、木工彫刻の職人たちが減少し後継者不足と言われております
日本家屋たしかに減ってますものね・・・
大坂欄間の技術を活かすために、新しい分野への挑戦に向けて取り組んでいる職人が多いと言われております
その技術を体験できるところってありますか?
あるよ!是非、体験してみてくださいね!!
大阪欄間の体験場所
事業者名 | 内容 | |
木下らんま店 | ・便利板 ・欄間彫刻 | https://kinoshitaranmaten.hp.peraichi.com/ |
大阪欄間の歴史や工芸体験の情報おおきに!(ありがとう!)
はい、それでは#34 大阪欄間(おおさからんま)についてのお話はここまで
次回は#35 弓浜絣(ゆみはまがすり)見ていきましょう
(参考)
・47都道府県・伝統工芸百科(丸善出版)
・調べる!47都道府県 伝統工芸で見る日本(同友館)
・伝統工芸のきほん3 木工と金工(理論社)
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