#9 ゼロから学ぶ " 本場大島紬 ほんばおおしまつむぎ（鹿児島県・宮崎県）" の歴史・特徴・魅力・体験場所

しま子ちゃん、こんにちは。ひげ先生こと当ブログの管理人です

それでは今回、鹿児島県・宮崎県の本場大島紬（ほんばおおしまつむぎ）を紹介したいと思います

本場大島紬は１９７５年（昭和５０年）２月１７日に経済産業大臣より指定を受け、本場奄美大島紬協同組合・本場大島紬織物協同組合が産地組合だったね

産地組合は主に奄美市（あまみし）と鹿児島市（かごしまし）にあるよ

奄美市ではあやまる岬観光公園が有名スポットですね

鹿児島市といえば桜島（さくらじま）ですね

それでは本場大島紬の歴史を見てみましょう

本場大島紬のはじまりは古く、１３００年前とも言われています

その中でも盛んになったのは、江戸時代中期の１８世紀初めになります

鹿児島は薩摩藩が統治していたのですが、島民のつむぎ着用を禁止されておりました

そうですね！上質な繭の糸を用いる別格の風合いが、高級織物として上納品（じょうのうひん）に定められておりました。

生糸の光沢と軽い風合い、自在な絵柄と染色法の技法に特徴があります

柄を染め分けるための締機（しめばた）という技法から生み出される、とても細かなかすり模様です

それまで手でくくっていた絣（かすり）を、機織りのような原理で機を使ってくくるようになりました。

島の泥と植物との化学反応を利用した“泥染め”は世界的にもめずらしい染め方です

島に多いソテツという木やハブのうろこを参考にした複雑な模様が生まれました

複雑な柄が多いため着物１着を織り上げるのに、１ヶ月から数ヶ月かかります

この本場大島紬は世界三代織物の一つとされております

フランスのゴブラン織、トルコ・イランのペルシャ絨毯です

ただ本場大島紬は着物の需要が減ってしまっているので、時代に合わせた商品作りが必要になっているんだよ

あるよ！是非、体験してみてくださいね！！

本場大島紬の“反物”が売られていますので良かったらぜひ！

はい、それでは#9 本場大島紬（ほんばおおしまつむぎ）についてのお話はここまで

次回は#10 久米島紬（くめじまつむぎ）を見ていきましょう