#74 ゼロから学ぶ " 赤間硯 あかますずり(山口県)" の歴史・特徴・魅力・体験場所
赤紫がかった褐色の石の色で発色の良い墨をすれるのが特徴
前回は#73 京くみひも(京都府)について詳しくみてきましたが、今回は赤間硯について、ひげ先生 と あかま君 との会話より、具体的にチェックしてみましょう
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あかま君、よろしくお願いします。ひげ先生こと当ブログの管理人です
ひげ先生、宜しくおねがいします!
赤間硯が伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合
本日ご紹介の赤間硯は1976年(昭和51年)12月15日に経済産業大臣より指定を受け、山口県赤間硯生産協同組合が産地組合でしたね
山口県赤間硯生産協同組合ですね
赤間硯の産地組合がある市町村と観光スポット
山口県赤間硯生産協同組合は、宇部市(うべし)にあります
宇部市(うべし)とは
山口県の南西部に位置し、瀬戸内海に面した市
東京からはどのようにして行きますか?
東京から宇部市への行き方ですが、飛行機がおすすめです
飛行機で行けるのかぁ
トータル所要時間は約2時間40分で着くことができます
羽田空港 → 山口宇部空港(飛行機:約2時間35分)
1本で行けるのは便利ですね!
また、宇部市には、琴崎八幡宮(ことざきはちまんぐう)という観光スポットがあります
琴崎八幡宮(ことざきはちまんぐう)とは
山口県内の大社として知られ、神社本庁の定める別表神社、お守りやお札を905種類〈令和4年1月現在〉頒布する神社で、その種類は日本一ともいわれている
日本一お守りの種類が多いのを見てみたいですね!
赤間硯の歴史・特徴・魅力
その琴崎八幡宮がある宇部市における、赤間硯の歴史について見ていきましょう
赤間硯の歴史とは・・・
はじまりは鎌倉時代といわれ、源頼朝(みなもとのよりとも)が鎌倉にある鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)に奉納されたという記録があります
長い歴史がありますねぇ
江戸時代には、この地をおさめた長州藩(ちょうしゅうはん)の献上品となり、赤間石が取れる山に藩の許可がないと入ることができなくなりました
献上品となったのですね!
参勤交代の贈り物として硯が必要なときには、藩の管理のもと、採石していたこともありました
藩の許可が必要だったのですね
赤茶色の美しい石(輝緑凝灰岩)で、きめ細やかで硬い材質なので、硯に適しており、粘りがあるので彫刻もしやすいと言われております
色々良い面が多そうですね
工具としては、2mmから10mm幅ののみを使い、手作業で行います
手作業って素敵だよね
工程としては、赤間石の選別→内彫り(うちぼり)→磨き(みがき)→仕上げなどを経て完成します
昔ながらの技術が用いられているのかぁ!
内彫りは、墨をする部分と墨汁をためる部分の位置を決め、大きなのみを使って荒削りを行い、小さいのみで仕上げ彫りを行なっていきます
工程に応じてのみの大きさを変えるのですね
その後に、のみの跡を磨いたり、漆を塗ったりして仕上げて完成していきます
その技術を体験できるところってありますか?
あるよ!是非、体験してみてくださいね!!
赤間硯の体験場所
事業者名 | 内容 | 事業者HP |
界 長門 | 硯づくり | https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kainagato/activities/8449/ |
赤間硯の歴史や工芸体験の情報有難うございました
赤間硯の“和硯”が売られていますので良かったらぜひ!
かなり独特な硯ですね
はい、それでは#74 赤間硯(あかますずり)についてのお話はここまで!
次回は#75 阿波和紙(あわわし)を見ていきましょう
(参考)
・47都道府県 伝統工芸百科(丸善出版)
・調べる!47都道府県 伝統工芸で見る日本(同友館)
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