#75 ゼロから学ぶ " 阿波和紙 あわわし(徳島県)" の歴史・特徴・魅力・体験場所
さまざまな色合いを出すことができ、紙の手触りが良く、水に強いため破れにくいのが特徴
前回は#74 赤間硯(山口県)について詳しくみてきましたが、今回は阿波和紙について、ひげ先生と あわ子ちゃん との会話より、具体的にチェックしてみましょう
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あわ子ちゃん、よろしくお願いします。ひげ先生こと当ブログの管理人です
ひげ先生、宜しくおねがいします!
阿波和紙が伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合
本日ご紹介の阿波和紙は1976年(昭和51年)12月15日に経済産業大臣より指定を受け、阿波手漉和紙商工業協同組合が産地組合でした
阿波手漉和紙商工業協同組合ですね
阿波和紙の産地組合がある市町村と観光スポット
阿波手漉和紙商工業協同組合は、吉野川市(よしのがわし)にあります
吉野川市(よしのがわし)とは
徳島県北東部に位置し、吉野川の南岸にある市
東京からはどのようにして行きますか?
東京から吉野川市への行き方ですが、飛行機+JRがおすすめです
飛行機がおすすめなのですね
トータル所要時間は約2時間30分で着くことができます
羽田空港 → 徳島空港(飛行機:約1時間10分)
徳島阿波おどり空港 → 徳島駅(徳島バス:約28分)
徳島 → 鴨島(JR高徳線:約16分)
2時間半で行けるのは便利ですね
また、吉野川市には、川島城(かわしまじょう)という観光スポットがあります
川島城(かわしまじょう)とは
元亀3年(1572年)にこの地の豪族である川島兵衛之進(かわしまひょうえのしん)が築城
綺麗なお城ですねぇ
阿波和紙の歴史・特徴・魅力
その川島城がある吉野川市における、阿波和紙の歴史について見ていきましょう
和紙の歴史ってどういったことだろうか?
はじまりは奈良時代とされており、朝廷に仕えた阿波忌部(あわいんべ)の人たちが、吉野川流域で、原料のコウゾを栽培し、紙を作ったとされている
コウゾとは
中国を原産とする科コウゾ属の植物
奈良時代!やはり歴史がありますね
戦国時代である天正13年には、当時の徳島藩主である蜂須賀氏(はちすかし)が、コウゾを保護し、紙業の振興につとめました
藩のバックアップがあったのは心強いですね
江戸時代には、専売制として大量に生産されるようになり、また藍を使った藍染和紙(あいぞめわし)も知られるようになっていきました
藍染和紙(あいぞめわし)とは
徳島県の名産で、染めの元となる藍染料の 蒅(すくも)を用いる
藍染の和紙とは素敵ですね!
明治時代には、パリの万国博覧会の出品で最盛期を迎えますが、洋紙の輸入により売り上げが厳しくなり、作り手は減少してしまいました
洋紙におされてしまったのですね
最近では国内外の芸術作品に和紙が用いられるようになっております
和紙は色々なものに使われているのですね
原料としてはコウゾ・ミツマタ・ガンピといった木の表皮から取り出した繊維を用い、流水に浸して洗った後に、煮て灰汁(あく)を抜き、繊維を叩いてばらし、繊維と水と粘剤(ネリ)を合わせて紙を漉いて作られます
コウゾとは
クワ科の落葉低木。繊維は太くて長く強靱
ミツマタとは
ジンチョウゲ科の落葉低木。皮の繊維は細く強い。枝が三つ叉に分かれるところから“ミツマタ”と呼ばれる
ガンピとは
ジンチョウゲ科の落葉低木。優美で光沢があり、透明度もよい
染めの技法はどういったものがありますか?
手で折って染める“板締め染め”・手で揉んで染める“揉み染め”・染めない部分を糸でしばって模様をつける“絞り染め”などがあげられます
その技術を体験できるところってありますか?
あるよ!是非、体験してみてくださいね!!
阿波和紙の体験場所
事業者名 | 内容 | 事業者HP |
阿波和紙伝統産業会館 | 紙漉き | http://www.awagami.or.jp/hall/papermaking/index.html |
阿波和紙の歴史や工芸体験の情報有難うございました
阿波和紙の“和紙”が売られていますので良かったらぜひ!
綺麗で素敵だわぁ
はい、それでは#75 阿波和紙(あわわし)についてのお話はここまで
次回は#76 砥部焼(とべやき)見ていきましょう
(参考)
・47都道府県 伝統工芸百科(丸善出版)
・調べる!47都道府県 伝統工芸で見る日本(同友館)
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