#11 ゼロから学ぶ " 宮古上布 みやこじょうふ（沖縄県）" の歴史・特徴・魅力・体験場所

みや子ちゃん、こんにちは。ひげ先生こと当ブログの管理人です

それでは今回、沖縄県の宮古上布（みやこじょうふ）を紹介したいと思います

宮古上布は１９７５年（昭和５０年）２月１７日に経済産業大臣より指定を受け、宮古織物事業協同組合が産地組合だったね

宮古上布の産地組合について見ていきましょう

はい、宮古島（みやこじま）ですね！

沖縄本島から南西に約300kmに位置し、大小6つの島（宮古島、池間島、来間島、伊良部島、下地島、大神島）で構成されています

東京から宮古島への行き方ですが、飛行機のみとなります

トータル所要時間は約３時間００分で着くことができます

羽田空港 → 宮古島（飛行機：約３時間）

そうなんです！

また宮古島といえば伊良部大橋（いらぶおおはし）が有名です

宮古島と伊良部島を結ぶ橋で、全長3,540（サンゴノシマ）mもあります

そんな大自然のなか生まれた宮古上布をみていきましょう

はじまりは今から４００年ほど前の１６世紀後半です

当時、中国への貢ぎ物を積んだ船が、台風で壊れて沈没しそうになってました

そこで宮古島に住む男が、海に飛び込んで船を修理し、乗組員の命を救いました

それを知った国王が、その男に位の高い仕事を与えました

そのことを喜んだ妻が、お礼に布を織り、国王に献上したものが宮古上布のはじまりだそうです

そこから少し時代が経ちます

江戸時代に、琉球王国は薩摩藩に支配され、人々は重い税がかけられました

そうですね！

そのことで宮古上布の名が広く知られるようになりました

宮古上布の特徴は、布が薄いことです

苧麻（ちょま）という沖縄県で自生する麻の茎の皮から取り出した繊維で作ります

苧麻を指先やつめの先で細く割いて作ります

作った糸に琉球藍を使い、20回ほど染め重ねます

そうすることで、いつまでも色あせない布になると言われています

染め重ねた糸は、着物１着分を織るのに早くても2〜3ヶ月かけて織られます

最後に、木づちで3時間ほど布をうつ砧打ち（きぬたうち）を行います

泥藍の濃淡で緻密な絣文様（かすりもんよう）を織り出すのが決まりでした

ただ近年は、縞（しま）や格子（こうし）に織り、大らかに風合いそのものを楽しむこともされております

あるよ！是非、体験してみてくださいね！！

宮古上布の“リサイクル着物”が売られていますので良かったらぜひ！

はい、それでは#11 宮古上布（みやこじょうふ）についてのお話はここまで

次回は#12 津軽塗（つがるしっき） を見ていきましょう