#53 ゼロから学ぶ "常滑焼 とこなめやき(愛知県)" の歴史・特徴・魅力・体験場所

常滑焼(とこなめやき)

お茶に含まれるタンニンという成分が土の酸化鉄と反応して、まろやかな味になるのが特徴

前回は#52 内山紙(長野県)について詳しくみてきましたが、今回は常滑焼について、ひげ先生ととこちゃんとの会話より、具体的にチェックしてみましょう


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ひげ先生

とこちゃん、よろしくお願いします。ひげ先生こと当ブログの管理人です

とこちゃん

ひげ先生、宜しくおねがいします!


常滑焼が伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合


ひげ先生

本日ご紹介の常滑焼は1976年(昭和51年)6月2日に経済産業大臣より指定を受け、とこなめ焼協同組合が産地組合でしたね

とこちゃん

とこなめ焼協同組合ですね


常滑焼の産地組合がある市町村と観光スポット


ひげ先生

とこなめ焼協同組合は、常滑市(とこなめし)にあります


常滑市(とこなめし)とは

愛知県知多半島中部西岸に位置し、2017年4月に日本遺産に認定された日本六古窯(にほんろっこよう)の一産地 、日本六古窯は越前・瀬戸・常滑・信楽・丹波・備前の6つの窯の総称


とこちゃん

東京からはどのようにして行きますか?

ひげ先生

東京から常滑市への行き方ですが、新幹線+電車がおすすめです

とこちゃん

どこで乗り換えれば良いでしょうか?

ひげ先生

トータル所要時間は約2時間30分で着くことができます

東京駅 → 名古屋駅(東海道・山陽新幹線 のぞみ:約1時間37分)

名鉄名古屋駅 → 常滑(名鉄常滑・空港線:約30分)

とこちゃん

乗り換え一回はかなり行きやすいですね!

ひげ先生

また、常滑市には、大野城(おおのじょう)という観光スポットがあります


大野城(おおのじょう)とは

伊勢湾を望む小高い丘陵に位置する。かつて織田信長の姪であり、後に徳川三代将軍・家光の母となった江姫が、最初の結婚で大野城主・佐治一成に嫁いだことでも有名


とこちゃん

伊勢湾を望む広大な眺めが見れそうだわ


常滑焼の歴史・特徴・魅力


ひげ先生

その大野城がある常滑市における、常滑焼の歴史について見ていきましょう

とこちゃん

常滑市で焼き物がはじまったキッカケが気になるわぁ

ひげ先生

はじまりは平安時代の12世紀ごろで、穴窯(あながま)で素焼きの器や仏教のお経が書かれたものを地中に埋める経塚壺(きょうづかつぼ)が作られました


穴窯(あながま)とは

斜面を掘り天井だけを構築した単室の窯

穴窯(あながま)


とこちゃん

お経を入れる壺というのもあるのですね

ひげ先生

室町時代には茶器や花器が作られるようになり、江戸時代には素焼きの器以外にも、この地で採れる鉄分の多い朱泥(しゅでい)の赤茶色の陶器が作られるようになりました

とこちゃん

鉄分が多い土が豊富に採れたのかぁ

ひげ先生

明治時代以降には衛生陶器やタイルなど工業製品の製造も盛んになりました

とこちゃん

色々な用途に合わせてモノが作られていったのですね

ひげ先生

原料となる土は鉄分が多く、粘り気があって粒子が細かい良質な土が豊富に採れました

とこちゃん

原料が豊富に採れるのは重要ですね

ひげ先生

ろくろを使うろくろ成形や石こう型(せっこうがた)を使う押し型成形などがあります

とこちゃん

それぞれの成形方法でどういったモノが作られますか?

ひげ先生

ろくろ成形ではお皿や茶器や花器が作られ、押し型成形では盆栽鉢が作られます

とこちゃん

その技術を体験できるところってありますか?

ひげ先生

あるよ!是非、体験してみてくださいね!!


常滑焼の体験場所

事業者名内容事業者HP
TOKONAME STORE陶芸https://tokonamestore.com/workshop
陶芸体験処 晴光陶芸http://www.tougei-seiko.com/gallery.html
咲茶楽陶芸http://sasara-tokoname.jp/
窯元 角山陶苑陶芸http://www.tac-net.ne.jp/~kakuzan/tougei.htm
登窯広場 展示工房館絵付けhttps://kobokan.jimdofree.com/
常滑焼まるふく陶芸http://www.e-marufuku.net/
常滑焼の体験


とこちゃん

常滑焼の歴史や工芸体験の情報有難うございました

ひげ先生

常滑焼“急須”が売られていますので良かったらぜひ!


とこちゃん

味がまろやかになるのか試してみたいわぁ



ひげ先生

はい、それでは#53 常滑焼(とこなめやき)を見ていについてのお話はここまで!

次回は#54 京友禅(きょうゆうぜん)を見ていきましょう


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(参考)

・47都道府県 伝統工芸百科(丸善出版)

・調べる!47都道府県 伝統工芸で見る日本(同友館)


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