#18 ゼロから学ぶ ” 輪島塗 わじまぬり(石川県)” の歴史・特徴・魅力・体験場所
“地の粉(じのこ)”を使用することにより丈夫な漆となり長く愛用できる
前回は#17 九谷焼(石川県)について詳しくみてきましたが、今回は輪島塗について、ひげ先生とわじお君との会話より、具体的にチェックしてみましょう
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わじお君、こんにちは。ひげ先生こと当ブログの管理人です
ひげ先生、おひんなりさんでございみす!
(おはようございます!)
今回は、石川県の輪島塗(わじまぬり)を紹介したいと思います
輪島塗は学校で習った気がします
輪島塗が伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合
輪島塗は1975年(昭和50年)5月10日に経済産業大臣より指定を受け、輪島漆器商工業協同組合が産地組合だったね
習ったはずなのに忘れちゃいました
輪島塗の産地組合がある市町村と観光スポット
輪島漆器商工業協同組合は、輪島市(わじまし)にあります
輪島市はどういった地域何だろう?
輪島市(わじまし)とは
輪島市は、日本海に突出した能登半島の北西に位置し、約80kmある海岸線や能登半島の山なみなど緑豊かな自然環境にある
東京から輪島市への行き方は能登空港の利用がおすすめです
飛行機ですか
STEP1:羽田空港(東京)→能登空港(石川県)
飛行機:約1時間(1日2便)
まずは能登空港まで行くのですね
STEP2:能登空港 → 輪島市
ふるさとタクシー:約30分
ふるさとタクシーというものがあるのですね
ふるさとタクシーは予約・乗合制なのでご注意くださいね
事前の段取りが必要ってことですね
また輪島市の見どころスポットは白米千枚田(しろよねせんまいだ)があります
千枚田(しろよねせんまいだ)とは
石川県輪島市白米町にある棚田で、2011年に日本で初めて世界農業遺産に認定されました。日本海に向かって1004枚の棚田が展開されております
日本海と棚田が相まって素敵な景観ですね!
輪島塗の歴史・特徴・魅力
そんな、白米千枚田がある輪島塗の歴史について見ていきましょう
どんな歴史があるのだろう?
輪島塗のはじまりは平安時代と言われています
平安時代ですか・・・。歴史がありますね
漆器を作るのに必要な豊富な材料と適した湿潤な気候により漆塗りが行われました
どういった材料が必要なんだろう?
漆(うるし)の木や木地(きじ)に使用するケヤキやアスナロの木が必要です
漆(うるし)とは
ウルシの木の幹から採取した樹液
木地(きじ)とは
木などで形作った器のこと
ケヤキとは
ニレ科ケヤキ属の落葉高木
アスナロとは
ヒノキ科アスナロ属の常緑針葉樹
恵まれた環境下だったのですね
また江戸時代に漆に混ぜると漆器が丈夫になる“地の粉(じのこ)”に使う珪藻土(けいそうど)により、発展していきました
珪藻土(けいそうど)とは
植物プランクトンの化石であり、海や湖に生息する植物プランクトンが死に、沈殿して化石になった土
珪藻土を混ぜるのですね
また、こわれやすい部分には布をはり、何度も漆を塗り重ねて丈夫にします
そこに輪島塗の特徴があるのですね!
そうですね!その漆の器に蒔絵(まきえ)や沈金(ちんきん)といった華やかな加飾が施されます
蒔絵(まきえ)とは
金粉や金箔を使う加飾の方法
沈金(ちんきん) とは
硬い漆の表面を彫刻刀で線ぼりする加飾の方法
加飾の技術も高いのですね
古くなった漆器においても修理して塗り直すことができます
長く使えるのですね
その通りです!輪島塗は木地、下地、塗り、研ぎ、加飾といった100を超す工程を分業で行われています
分業でやられているのですね
各工程で職人が高い技術力を発揮することで、丈夫で美しい輪島塗が完成します
輪島塗を体験できるとこってあるのですか?
あるよ!是非、体験してみてくださいね!!
輪島塗の体験場所
事業者名 | 内容 | 事業者HP |
加賀 伝統工芸村 ゆのくにの森 | 沈金体験 | https://www.yunokuni.jp/mori/experience/chinkin/ |
塗太郎 | 沈金・蒔絵体験 | https://nuritaro.com/taiken.htm |
輪島工房長屋 | 沈金・蒔絵体験 | http://ringisland.jp/nagaya/menu/ |
ひげ先生、輪島塗の歴史や今できる体験コースを教えて頂き有り難うございます
輪島塗の“グラス”が売られていますので良かったらぜひ!
なんて素敵なグラスなんでしょう!!欲しいです
はい、それでは#18 輪島塗(わじまぬり)についてのお話はここまで
次回は#19 山中漆器(やまなかしっき)を見ていきましょう
(参考)
調べる!47都道府県 伝統工芸で見る日本(同友館)
47都道府県・伝統工芸百科(丸善出版)
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