#78 ゼロから学ぶ " 結城紬 ゆうきつむぎ(茨城県・栃木県)" の歴史・特徴・魅力・体験場所
撚りをかけずに真綿から引き出した手紡ぎ糸を使用するため、軽くてふっくらとした着心地なのが特徴
前回は#77 土佐和紙(高知県)について詳しくみてきましたが、今回は結城紬について、ひげ先生と ゆうき君 との会話より、具体的にチェックしてみましょう
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ゆうき君、よろしくお願いします。ひげ先生こと当ブログの管理人です
ひげ先生、宜しくおねがいします!
結城紬が伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合
本日ご紹介の結城紬は1977年(昭和52年)3月30日に経済産業大臣より指定を受け、茨城県本場結城紬織物協同組合・栃木県本場結城紬織物協同組合が産地組合でしたね
組合が各都道府県にあるのですね
結城紬の産地組合がある市町村と観光スポット
茨城県本場結城紬織物協同組合は結城市(ゆうきし)にあり、
栃木県本場結城紬織物協同組合は小山市(おやまし)にあります
結城市(ゆうきし)とは
茨城県県西地域に位置し、比較的平坦な土地をもつ
小山市(おやまし)とは
栃木県南部に位置し、県庁所在地の宇都宮市に次ぐ栃木県第2の都市
東京からはどのようにして行きますか?
東京から結城市への行き方ですが、新幹線+バスがおすすめです
新幹線がおすすめなのですね
トータル所要時間は約1時間00分で着くことができます
東京駅 → 小山駅(東北新幹線 やまびこ:約40分)
小山駅 → 結城駅(JR水戸線:約8分)
小山と結城は距離的にも近いのですね
また、結城市には、結城諏訪神社(ゆうきすわじんじゃ)という観光スポットがあります
結城諏訪神社(ゆうきすわじんじゃ)とは
茨城県結城市にある神社,で、諏訪大明神は様々な勝負事にご利益のある “万事必勝の神” として信仰を受けている
勝負事を祈るならこの神社ですね!
結城紬の歴史・特徴・魅力
その結城諏訪神社がある結城市における、結城紬の歴史について見ていきましょう
結城紬の歴史とは・・・
奈良時代に、常陸国(ひたちのくに)の特産物として、太い生糸で織った絹織物である“あしぎぬ”を朝廷に上納したことが結城紬のはじまりとされております
かなり歴史がありますね!
室町時代には、当時の領主である結城氏の名より結城紬として定着していきました
領主の名前が由来だったのかぁ
もともと農家の副業ではありましたが、撚り(より)をかけずに真綿(まわた)から手で引きだして地機(じばた)で作られる無撚糸(むねんし)は世界的にもとても珍しいものです
真綿(まわた)とは
絹の一種で蚕の繭を煮た物を引き伸ばして綿にした物
地機(じばた)とは
手機(てばた)の一種で、経糸を織手の腰に取り付け、張り具合を調節しながら織ること
世界的に珍しいものなのですね
江戸時代以降には、染めや織りの職人を招き入れて技術向上を行い、紬の最高峰と賞賛されるようになりました
最高峰ですか!
1枚の着物を作られるのに必要な糸は約30kmほどになります
え、30kmですか!?相当時間かかりそうですね・・・
現在も昔の技法が用いられ手織りされているため、1反織るのに1か月は最低でもかかり、絣(かすり)模様を入れると1年以上もかかるものもあります
その技術を体験できるところってありますか?
あるよ!是非、体験してみてくださいね!!
結城紬の体験場所
事業者名 | 内容 | 事業者HP |
結城紬ミュージアム つむぎの館 | 染め織り | https://www.yukitumugi.co.jp/guide/texture-ground/ |
紬の里 | はた織り 藍染め | http://www.tsumugi.co.jp/top.php?cID=4 |
郷土館 | 機織り | https://yuukiogura.co.jp/kyoudokan.html |
結城紬の歴史や工芸体験の情報有難うございました
結城紬の“ショール”が売られていますので良かったらぜひ!
綺麗な反物ですねぇ!!素晴らしい
はい、それでは#78 結城紬(ゆうきつむぎ)についてのお話はここまで!
次回は#79 赤津焼(あかづやき)を見ていきましょう
(参考)
・47都道府県 伝統工芸百科(丸善出版)
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