#58 ゼロから学ぶ " 出雲石燈ろう いずもいしどうろう(鳥取県・島根県)" の歴史・特徴・魅力・体験場所
雨を含むと苔がつきやすく、色合いがよく耐寒性や耐熱性にも強いのが特徴
前回は#57 播州そろばん(兵庫県)について詳しくみてきましたが、今回は出雲石燈ろうについて、ひげ先生 と いずお君 との会話より、具体的にチェックしてみましょう
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目次
いずお君、よろしくお願いします。ひげ先生こと当ブログの管理人です
ひげ先生、宜しくおねがいします!
出雲石燈ろうが伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合
本日ご紹介の出雲石燈ろうは1976年(昭和51年)6月2日に経済産業大臣より指定を受け、来待石灯ろう協同組合が産地組合でしたね
来待石灯ろう協同組合ですね
出雲石燈ろうの産地組合がある市町村と観光スポット
来待石灯ろう協同組合は、島根県松江市(まつえし)にあります
松江市(まつえし)とは
島根県の出雲地方に位置する市
東京からはどのようにして行きますか?
東京から松江市への行き方ですが、飛行機+バスがおすすめです
やはり飛行機がおすすめなのですね
トータル所要時間は約2時間10分で着くことができます
羽田空港 → 出雲空港(飛行機:約1時間25分)
出雲空港 → JR松江駅(高速連絡バス:35分)
2時間ちょっとで行けるのは良いですね
また、松江市には、松江城(まつえじょう)という観光スポットがあります
松江城(まつえじょう)とは
17世紀初頭の江戸時代に当時の領主であった堀尾吉晴によって、島根県松江市街の中心部に築かれた城、国宝にも指定されている
現存する数少ない天守の1つなのですね
出雲石燈ろうの歴史・特徴・魅力
その松江城がある松江市における、出雲石燈ろうの歴史について見ていきましょう
燈ろうの歴史ってどうなっているのかなぁ
はじまりは奈良時代といわれておりますが、盛んになったのは17世紀中頃の江戸時代で、松江藩の藩主 松平直政(まつだいらなおまさ)が、領土内の来待(きまち)で採れる石の価値を認めたことによります
松平直政(まつだいらなおまさ)とは
松平家の初代藩主で、徳川家康(とくがわいえやす)の次男・結城秀康(ゆうきひでやす)の三男
徳川家に血縁関係のある大名だったのですね
お留石(おとめいし)と呼ばれ、他の藩への持ち出しを禁じ、特産品として保護されたことで、松江城下の職人だけが作られるのが許されました
石が貴重な財源だったのですね
この石は来侍地区(きまちちく)にある約1,400万年前に形成された火山灰がかたまってできた砂岩で、粒が細やかで粘りがあり、加工しやすいため来待石(きまちいし)と呼ばれております
加工がしやすい石なのかぁ
出雲石燈ろうは来待石を使用し、手斧やつるはしなどを用いて型作り(かたづくり)を行なっていきます
全体のバランスが大事になりますよね
その後、各部品を組み上げる接合(せつごう)を行い、ノミを用いて彫刻(ちょうこく)を行なっていき、最後の仕上げに特殊な工具や方法により石肌(いしはだ)を整えます
どれぐらいの種類があるのですか?
形状は約120種類以上と豊富で、国内だけでなく海外からも高く評価されております
その技術を体験できるところってありますか?
あるよ!是非、体験してみてくださいね!!
出雲石燈ろうの体験場所
事業者名 | 内容 | 事業者HP |
来待石工房 | 彫刻 | https://www.kimachistone.com/ |
出雲石燈ろうの歴史や工芸体験の情報有難うございました
出雲石燈ろうの“置灯ろう”が売られていますので良かったらぜひ!
庭園に置くのも良いですよね!
はい、それでは#58 出雲石燈ろう(いずもいしどうろう)を見ていについてのお話はここまで!
次回は#59 博多織(はかたおり)を見ていきましょう
(参考)
・47都道府県 伝統工芸百科(丸善出版)
・調べる!47都道府県 伝統工芸で見る日本(同友館)
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