#57 ゼロから学ぶ ” 播州そろばん ばんしゅうそろばん(兵庫県)” の歴史・特徴・魅力・体験場所
玉をはじくと良い音がなり、滑らかに動いてぴたりと止まるのが特徴
前回は#56 京指物(京都府)について詳しくみてきましたが、今回は播州そろばんについて、ひげ先生 と ばんちゃん との会話より、具体的にチェックしてみましょう
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目次
ばんちゃん、よろしくお願いします。ひげ先生こと当ブログの管理人です
ひげ先生、宜しくおねがいします!
播州そろばんが伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合
本日ご紹介の播州そろばんは1976年(昭和51年)6月2日に経済産業大臣より指定を受け、播州算盤工芸品協同組合でしたね
播州算盤工芸品協同組合ですね
播州そろばんの産地組合がある市町村と観光スポット
播州算盤工芸品協同組合は、小野市(おのし)にあります
小野市(おのし)とは
兵庫県の南東部に位置し、県内最大の加古川の下流域にあるエリア
東京からはどのようにして行きますか?
東京から小野市への行き方ですが、新幹線+電車がおすすめです
新幹線でどうやって行くのでしょうか?
トータル所要時間は約4時間15分で着くことができます
東京駅 → 新神戸駅(東海道・山陽新幹線 のぞみ:約2時間44分)
新神戸駅 → 湊川公園(神戸市営:7分)
湊川 → 小野駅(神戸電鉄:約59分)
東京からだと結構遠いですねぇ
また、小野市には、浄土寺(じょうどじ)という観光スポットがあります
浄土寺(じょうどじ)とは
広島県尾道市東久保町にある親鸞聖人を宗祖とする浄土真宗本願寺派(西本願寺)のお寺
相当歴史のある建造物なのですね
播州そろばんの歴史・特徴・魅力
その浄土寺がある小野市における、播州そろばんの歴史について見ていきましょう
そろばんの歴史とはどういったことなんだろう・・・
そろばんの起源は、今より5,000年ほど前のメソポタミア文明にまで遡りますが、当時は石などを用いて、現在のそろばんに近い方法で計算が行われていたとされております
古代文明から使われていたなんて驚き!
その後、日本には16世紀後半の室町時代に、中国の商人から長崎を経由して大津(滋賀県)に伝わりました
中国より伝わったのですね
安土桃山時代に羽柴秀吉(はしばひでよし)がこの地にある三木城(みきじょう)を攻めた時に、大津に逃れた住民が播州(現在の兵庫県南西部)に帰郷後にはじめたとされております
羽柴秀吉はのちの豊臣秀吉(とよとみひでよし)ね
江戸時代に全国の町や村に寺子屋(てらこや)が開設され、”読み・書き・そろばん” といわれるほど、そろばんの修得がもてはやされました
寺子屋(てらこや)とは
文字の読みや書きを教えたり、計算等を教えた学問施設
聞いたことがありますね!
そろばんの材料には玉と軸と枠があり、玉はカバやツゲの木を使用し、軸は真竹やすす竹、枠には黒檀(こくたん)が用いられております
そろばんに使用される材料
カバ、ツゲ、真竹、すす竹、黒檀(こくたん)
色々な木や竹が使用されているのですね
それぞれの材料をつくる専門の職人がおり、硬い材質の木を削ったり、竹を割ってたけひごにし、組み立てを行い、塗装や磨いて仕上げを行います
その技術を体験できるところってありますか?
あるよ!是非、体験してみてくださいね!!
播州そろばんの体験場所
事業者名 | 内容 | 事業者HP |
株式会社ダイイチ | そろばん作り | http://daiichi-j.com/village-2 |
小野市伝統産業会館 | 実演見学 | http://densan.onocci.or.jp/inspect/ |
播州そろばんの歴史や工芸体験の情報有難うございました
播州そろばんの“カラーそろばん”が売られていますので良かったらぜひ!
可愛くてお部屋に飾るのもいいですね!
はい、それでは#57 播州そろばん(ばんしゅうそろばん)についてのお話はここまで!
次回は#58 出雲石燈ろう(いずもいしどうろう)を見ていきましょう
(参考)
・47都道府県 伝統工芸百科(丸善出版)
・調べる!47都道府県 伝統工芸で見る日本(同友館)
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