#32 ゼロから学ぶ " 有松・鳴海絞 ありまつ・なるみしぼり(愛知県)" の歴史・特徴・魅力・体験場所
さまざまな絞り染めの技法によるこの文様の多彩さが特徴
前回は#31飯山仏壇(長野県)について詳しくみてきましたが、今回は有松・鳴海絞について、ひげ先生とありお君との会話より、具体的にチェックしてみましょう
スポンサーリンクはじまり
スポンサーリンクおわり
目次
ありお君、こんばんは。ひげ先生こと当ブログの管理人です
ひげ先生、おしまいやす(こんばんは!)
有松・鳴海絞が伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合
有松・鳴海絞は1975年(昭和50年)9月4日に経済産業大臣より指定を受け、愛知県絞工業組合が産地組合でしたね
愛知県絞工業組合ですね
有松・鳴海絞の産地組合がある市町村と観光スポット
愛知県絞工業組合は名古屋市(なごやし)にあります
名古屋市(なごやし)とは
愛知県の北西部に位置し、県庁所在地および政令指定都市である
愛知県といえば名古屋のイメージがありますね
東京から名古屋市への行き方ですが、新幹線がおすすめです
東京から名古屋市は乗換えせずに行けますか?
トータル所要時間は約1時間40分で着くことができます
東京駅→ 名古屋駅(東海道新幹線のぞみ:約 1 時間 35分)
京都と東京の中間に位置する、まさに中京ですね!
また、名古屋市には、名古屋城(なごやじょう)という観光スポットがあります
名古屋城(なごやじょう)とは
徳川家康が豊臣方の大名らに命じて、大規模な土木建築工事で築かれた。約260年にわたって尾張徳川家の居城となる
名古屋城といえば、財力を知らしめるべく天守に施した金鯱(きんしゃち)ですよね
有松・鳴海絞の歴史・特徴・魅力
その通りです!その名古屋城がある名古屋市における、有松・鳴海絞の歴史について見ていきましょう
絞(しぼり)ってどういう歴史があるのだろうか?
はじまりは江戸時代初期の17世紀初めに、名古屋城の築城の際、豊後国(大分県)からきていた職人たちとされております
名古屋城を作りにきていた職人ですか
竹田庄九郎(たけだしょうくろう)がその職人たちの衣服を見て、藍染の豆絞り(まめしぼり)の手ぬぐいを土産物として売り出したことによリます
豆絞り(まめしぼり)とは
紺地に白、または白地に紺で、豆粒のように小さい丸を表した絞り染めのこと
プリントものは見たことありますが・・・。 実物は見たことないですね。
その後、この地を治めていた尾張藩によって特産品として保護を受け、絞り染め(しぼりぞめ)や色染め(紅・紫)も行われるようになりました。
絞り染め(しぼりぞめ)とは
糸と針を使って生地をしばったり、織ったりして、染まらない部分で模様をつくること
様々な絞り染めの技法が発展したのですね
そのことにより下絵、絞り、染色、糸抜きなどの各工程が分業化され、各工程で技術の向上がなされ発展していきました
各々が専門分野に技を磨いたのかぁ
特に絞り染めの手法は約100種類ぐらいと多く、多彩な模様を表現することができます
幅広く対応ができるということですね
染め上げた後に乾燥させて、糸をほどくと、模様が生地に浮かびあがってきます
素晴らしい技術ですね
この絞り染めは有松でつくられ、鳴海の宿場町で売られ、明治時代中期には鳴海でも絞り染めを盛んにつくられるようになり有松・鳴海絞と呼ばれるようになりました
有松及び鳴海で作られるようになったのか
今では、様々な素材に染め絞りの技術が使われ、色々な製品が生み出されております
その技術を体験できるところってありますか?
あるよ!是非、体験してみてくださいね!!
有松・鳴海絞りの体験場所
事業者名 | 内容 | 事業者HP |
有松・鳴海絞会館 | 絞り | https://shibori-kaikan.com/information#school |
有限会社こんせい. | 絞り | https://shiborikonsei.com/workshop |
株式会社熊谷 | 絞り | http://k-lamp.com/experience/ |
有松・鳴海絞の歴史や工芸体験の情報有難うございました
有松・鳴海絞の“日傘”が売られていますので良かったらぜひ!
自宅で有松・鳴海絞がインテリアとして使えるのがいいですね!
はい、それでは#32 有松・鳴海絞(ありまつ・なるみしぼり)についてのお話はここまで
次回は#33 信楽焼(しがらきやき)を見ていきましょう
(参考)
・47都道府県・伝統工芸百科(丸善出版)
・調べる!47都道府県 伝統工芸で見る日本(同友館)
・伝統工芸のきほん4 布織りものそめもの(理論社)
スポンサーリンクはじまり
スポンサーリンクおわり