#66 ゼロから学ぶ " 加茂桐箪笥 かもきりたんす(新潟県)" の歴史・特徴・魅力・体験場所
湿気防止、難燃性に強く、防虫性にも優れているので大切な衣類を長く保管できるのが特徴
前回は#65 本塩沢(新潟県)について詳しくみてきましたが、今回は加茂桐箪笥について、ひげ先生 と かもき君 との会話より、具体的にチェックしてみましょう
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目次
かもき君、よろしくお願いします。ひげ先生こと当ブログの管理人です
ひげ先生、宜しくおねがいします!
加茂桐箪笥が伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合
本日ご紹介の加茂桐箪笥は1976年(昭和51年)12月15日に経済産業大臣より指定を受け、加茂箪笥協同組合が産地組合でしたね
加茂箪笥協同組合ですね
加茂桐箪笥の産地組合がある市町村と観光スポット
加茂箪笥協同組合は、加茂市(かもし)にあります
加茂市(かもし)とは
新潟県の中央部に位置し、古くから北越の小京都といわれている
東京からはどのようにして行きますか?
東京から加茂市への行き方ですが、新幹線+電車がおすすめです
新幹線がおすすめなのですね
トータル所要時間は約2時間15分で着くことができます
東京駅 → 長岡駅(上越新幹線 とき:約1時間33分)
長岡京 → 加茂駅(信越本線:約34分)
2時間ちょっとで行けるのは良いですね
また、加茂市には、加茂山公園(かもやまこうえん)という観光スポットがあります
加茂山公園(かもやまこうえん)とは
新潟県加茂市にある都市公園
神秘的なスポットですね
加茂桐箪笥の歴史・特徴・魅力
その加茂山公園がある加茂市における、加茂箪笥協同組合の歴史について見ていきましょう
箪笥の歴史って初めてだわぁ
天明年間の1783年に、丸屋小右エ門が、加茂で大工をするかたわら杉材で箪笥(たんす)を作ったのがはじまりと伝えられ、市内の旧家には、箪笥の裏板に“文化11年(1814)購入”と記された桐箪笥が現存するそうです
かなり歴史があるのですね!
明治時代に入ると、桐箱や桐箪笥類が船積みされ、加茂川から信濃川へ出て、新潟や東北方面へ出荷されていきました
川の運搬が行われていたのかぁ
加茂町誌資料に「箪笥400棹、長持200棹、造出」と記されるぐらい市場は活発化されていきました
なぜそんなに造出できたのでしょうか?
加茂市周辺では、天然桐が豊富にとれたこともあります
なるほど!桐にはどういった効果がありますか?
桐には湿気防止、難燃性に強く、大切な衣類を長く保管することができ、防虫性にも優れており、細菌や害虫を寄せ付けない効果もあります
桐箪笥で保管すると色んな効果があるのですね!
湿度の高い日本において、衣類を収納するのに桐箪笥が重宝されておりました
日本に合う木材のだったのですね
加茂桐箪笥の一貫生産
加茂桐箪笥は原木の切り出しから製品の完成まで一貫して作業を行います
加茂桐箪笥の一貫生産とは
工程 | 内容 |
造材 | 原木を切り出す |
木取り | 各部材を適材適所により分け、組み合わせる |
組み立て | 木釘などを使って堅牢な本体を作る |
引き出し(盆)扉加工 | 扉や引き出しを隙間のないように合わせこむ |
塗装 | 刷毛(はけ)で木目に沿って均一に蝋をかけて仕上げる |
金具付け | 引き手や蝶番、錠前などを取り付ける |
その技術を体験できるところってありますか?
あるよ!是非、体験してみてくださいね!!
加茂桐箪笥の体験場所
事業者名 | 内容 | 事業者HP |
加茂箪笥協同組合 | 桐小物製作 | https://www.kamokiritansu.com/ |
有限会社茂野タンス店 | 桐木工 | https://www.kamono.com/ |
加茂桐箪笥の歴史や工芸体験の情報有難うございました
加茂桐箪笥の“米びつ”が売られていますので良かったらぜひ!
すごい綺麗な箪笥ですね!
はい、それでは#66 加茂桐箪笥(かもきりたんす)についてのお話はここまで!
次回は#67 駿河竹千筋細工(するがたけせんすじざいく)を見ていきましょう
(参考)
・ふるさとの伝統産業5 酷しい風土にひらく伝統産業 中部地方1(太平出版)
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