#65 ゼロから学ぶ ” 本塩沢 ほんしおざわ(新潟県)” の歴史・特徴・魅力・体験場所

本塩沢(ほんしおざわ)のイメージ

シボによりサラリとした肌ざわりが生み出され、また絣模様の技法により上品さと優雅さが特徴

前回は#64 川連漆器(秋田県)について詳しくみてきましたが、今回は本塩沢について、ひげ先生 と ほしちゃん との会話より、具体的にチェックしてみましょう


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ひげ先生

ほしちゃん、よろしくお願いします。ひげ先生こと当ブログの管理人です

ほしちゃん

ひげ先生、宜しくおねがいします!


本塩沢が伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合


ひげ先生

本日ご紹介の本塩沢は1976年(昭和51年)12月15日に経済産業大臣より指定を受け、塩沢織物工業協同組合が産地組合でしたね

ほしちゃん

新潟県のどの辺りにあるのでしょうか?



本塩沢の産地組合がある市町村と観光スポット


ひげ先生

塩沢織物工業協同組合は、南魚沼市(みなみうおぬまし)にあります


南魚沼市(みなみうおぬまし)とは

新潟県中越地方に位置し、太平洋側と日本海側を結ぶ交通の要所


ほしちゃん

東京からはどのようにして行きますか?

ひげ先生

東京から南魚沼市への行き方ですが、新幹線+電車がおすすめです

ほしちゃん

新幹線がおすすめなのですね!

ひげ先生

トータル所要時間は約2時間00分で着くことができます

上野駅 → 浦佐駅(上越新幹線 とき:約1時間21分)

浦佐駅 → 六日町駅( JR:約10分)

ほしちゃん

2時間ちょっとで行けるのは近いですね

ひげ先生

また、南魚沼市には、雲洞庵(うんとうあん)という観光スポットがあります


雲洞庵(うんとうあん)とは

南魚沼市雲洞に所在する曹洞宗の寺院で,、室町時代永享年間に、上杉憲実公によって本堂が建立された
NHK大河ドラマ天地人で舞台となり、幼い頃の直江兼続や上杉景勝らが修行をした寺院である

雲洞庵(うんとうあん)


ほしちゃん

大河ドラマで見たことあるわぁ


本塩沢の歴史・特徴・魅力


ひげ先生

その雲洞庵がある南魚沼市における、本塩沢の歴史について見ていきましょう

ほしちゃん

本塩沢の歴史とは・・・

ひげ先生

はじまりは、江戸時代中期と言われており、堀次郎将俊(ほりじろうまさとし)によって考案された強撚糸を用いたシボのある織物を絹に生かした絹縮(きぬちぢみ)が起源とされております

ほしちゃん

麻織物の技術を絹に活用したのですね

ひげ先生

越後地方で古くから織られてきた越後上布(えちごじょうふ)の絣(かすり)模様やシボの 技術を取り入れました

ほしちゃん

以前の記事にあった塩沢紬(しおざわつむぎ)とはどう違いますか?


#4 ゼロから学ぶ ” 塩沢紬 しおざわつむぎ(新潟県)” の歴史・特徴・魅力・体験場所

今から1200年前に魚沼地域で織られた麻布が正倉院に保存 スポンサーリンクはじまり スポンサーリンクおわり 前回は#3 村山大島紬(東京都)について詳しくみてきましたが…


ひげ先生

塩沢紬(しおざわつむぎ)が経糸(たていと)に生糸(きいと)、緯糸(よこいと)に真綿(まわた)の紬糸(つむぎいと)を使用しているのに対し、本塩沢は経糸・緯糸ともに生糸を使用している違いがあります

ほしちゃん

なるほど! あとは縮(ちじみ)と紬(つむぎ)の違いも教えてもらえますか?

ひげ先生

縮(ちぢみ)は“麻織物(あさおりもの) ” であり、 紬(つむぎ)は“絹織物(きぬおりもの) ”になります

ほしちゃん

本塩沢と塩沢紬は絹織物ですか?

ひげ先生

その通りです! 少しややこしいのでまとめますと、ルーツである越後上布は麻織物で、その技術を応用した本塩沢・塩沢紬は絹織物になります

ほしちゃん

勉強になります!

ひげ先生

その中でも本塩沢は緯糸(よこいと)に、強い撚り(より)をかけた強撚子(きょうねんし)を用いて、織り上げた後に湯もみをしてシボが作られます

ほしちゃん

撚りをかけて、さらに湯もみをするのかぁ

ひげ先生

シボにより、サラリとした肌ざわりが生み出され、また手括り(てくくり)や手摺込み(てすりこみ)などの技法により、上品さと優雅さを生み出します

ほしちゃん

その技術を体験できるところってありますか?

ひげ先生

あるよ!是非、体験してみてくださいね!!


本塩沢の体験場所

事業者名内容事業者HP
塩沢つむぎ記念館手織りhttp://www.tsumugi-kan.jp/
本塩沢の体験


ほしちゃん

本塩沢の歴史や工芸体験の情報有難うございました。

ひげ先生

本塩沢“反物”が売られていますので良かったらぜひ!


ほしちゃん

何て美しい織物なのでしょうか!



ひげ先生

はい、それでは#65 本塩沢(ほんしおざわ)についてのお話はここまで

次回は#66 加茂桐箪笥(かもきりたんす)を見ていきましょう


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