#64 ゼロから学ぶ " 川連漆器 かわつらしっき(秋田県)" の歴史・特徴・魅力・体験場所

丈夫で使い易く、普段使いできる実用的なのが特徴
前回は#63 壷屋焼(沖縄県)について詳しくみてきましたが、今回は川連漆器について、ひげ先生 と かわ君 との会話より、具体的にチェックしてみましょう。
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かわ君、よろしくお願いします。ひげ先生こと当ブログの管理人です

ひげ先生、宜しくおねがいします!
川連漆器が伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合

本日ご紹介の川連漆器は1976年(昭和51年)12月15日に経済産業大臣より指定を受け、秋田県漆器工業協同組合が産地組合でしたね

秋田県漆器工業協同組合ですね
川連漆器の産地組合がある市町村と観光スポット

秋田県漆器工業協同組合は、湯沢市(ゆざわし)にあります
湯沢市(ゆざわし)とは
秋田県南部に位置し、日本有数の豪雪地帯

東京からはどのようにして行きますか?

東京から湯沢市への行き方ですが、新幹線+電車がおすすめです

新幹線がおすすめなのですね

トータル所要時間は約5時間で着くことができます
東京駅 → 新庄駅(JR東北新幹線 つばさ:約3時間44分)
新庄駅 → 湯沢駅 (JR奥羽本線:約1時間3分)

東京からでも結構遠いのですね

また、湯沢市には、川原毛地獄(かわらげじごく)という観光スポットがあります
川原毛地獄(かわらげじごく)とは
青森県の恐山・富山県の立山と並ぶ日本三大霊地の一つで、火山ガスが噴出し草木も生えず、地獄のような荒涼とした景色が広がる


こんなスポットがあったのですか・・
川連漆器の歴史・特徴・魅力

その川原毛地獄がある湯沢市における、川連漆器の歴史について見ていきましょう

川連漆器の歴史が気になりますね

約800年前の鎌倉時代に、源頼朝の家臣である小野寺重道 (おのでらしげみち)の弟 道矩 (みちのり)が、農民に内職として武具に漆を塗ることを教えたのがはじまりとされます

川連村は1年の半分が雪に覆われ、生活が困窮していたと聞いております

江戸時代後期に、日用食器としての椀づくりが始まり、椀師の作業工程が描かれた椀師作業工程絵図により、産業基盤が確立されました

川連の椀師は、全行程を一家で行っていたようですね

天保の飢鐘や戦後の大不況の影響で、技術が途絶えかけていましたが、地道に着実に発展を遂げていきました

継続は力なりですね!

製造工程は、木地作り・下地作り・塗り・加飾の順番で行われ、何度も漆を塗る 地塗り(じぬり)により強度の高い器が作られます

どういった原料が使われますか?

木地は国産のトチ・ブナ・ホオの木が使われ、 漆は15年以上経過した木から採取されます
トチとは
7枚の小葉からなる大型の掌状複葉と白い大きな円錐花序をつけるトチノキ科の落葉高木

ブナとは
ブナ科ブナ属の落葉高木で、日本の温帯林を代表する樹木

ホオノキとは
モクレン科ホオノキ属の落葉広葉樹


色々な木材が使用されるのですね

器の原型となる木を作った後に、煙でいぶして乾燥させる燻煙乾燥(くんえんかんそう)が行われます

どういった効果がありますか?

木材の狂いや歪みが減り、割れにくくなる効果があります

その技術を体験できるところってありますか?

あるよ!是非、体験してみてくださいね!!
川連漆器の体験場所
事業者名 | 内容 | 事業者HP |
川連漆器伝統工芸館 | 沈金 蒔絵 | http://www.kawatsura.or.jp/center/ |

川連漆器の歴史や工芸体験の情報有難うございました

川連漆器の“お皿”が売られていますので良かったらぜひ!

素敵な色合いのお皿ですね!

はい、それでは#64 川連漆器(かわつらしっき)についてのお話はここまで!
次回は#65 本塩沢(ほんしおざわ)を見ていきましょう
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