#51 ゼロから学ぶ " 甲州水晶貴石細工 こうしゅうすいしょうきせきざいく(山梨県)" の歴史・特徴・魅力・体験場所

甲州水晶貴石細工(こうしゅうすいしょうきせきざいく)

無色透明で美しくて価値の高い水晶を高度な研磨技術により精巧な造形に作られるのが特徴

前回は#50 若狭めのう細工(福井県)について詳しくみてきましたが、今回は甲州水晶貴石細工について、ひげ先生とこうしちゃんとの会話より、具体的にチェックしてみましょう


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ひげ先生

こうしちゃん、よろしくお願いします。ひげ先生こと当ブログの管理人です

こうしちゃん

ひげ先生、宜しくおねがいします!


甲州水晶貴石細工が伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合


ひげ先生

本日ご紹介の甲州水晶貴石細工は1976年(昭和51年)6月2日に経済産業大臣より指定を受け、山梨県水晶美術彫刻協同組合が産地組合でしたね

こうしちゃん

山梨県水晶美術彫刻協同組合ですね


甲州水晶貴石細工の産地組合がある市町村と観光スポット


ひげ先生

山梨県水晶美術彫刻協同組合は、笛吹市(ふえふきし)にあります


笛吹市(ふえふきし)とは

甲府盆地の東寄りに位置し、桃・ぶどうの生産量日本一を誇る

こうしちゃん

東京からはどのようにして行きますか?

ひげ先生

東京から笛吹市の行き方ですが、電車がおすすめです

こうしちゃん

電車ですかぁ

ひげ先生

トータル所要時間は約2時間で着くことができます

新宿駅 →石和温泉駅(JR中央線特急 特急 :約1時間49分)

こうしちゃん

2時間弱で行けるのは良いですね

ひげ先生

また、吹笛市には、浅間神社(あさまじんじゃ)という観光スポットがあります


浅間神社(あさまじんじゃ)とは

山梨県笛吹市一宮町一宮にある神社で、県内では最も古い神社の一つ

浅間神社(あさまじんじゃ)


こうしちゃん

最も古い神社の一つですか


甲州水晶貴石細工の歴史・特徴・魅力


ひげ先生

その浅間神社がある吹笛市における、甲州水晶貴石細工の歴史について見ていきましょう

こうしちゃん

甲州水晶貴石細工の歴史とは・・・

ひげ先生

12世紀初頭の平安時代に、御嶽昇仙峡(みたけしょうせんきょう)の奥地で水晶の原石が発見されたのがはじまりとされています


御嶽昇仙峡(みたけしょうせんきょう)とは

甲府市の北部に位置し、国の特別名勝にも指定され「日本一の渓谷美」といわれる

御嶽昇仙峡(みたけしょうせんきょう)


こうしちゃん

その時代に水晶の原石が見つかったのか

ひげ先生

当時は原石のまま置物として珍重されていましたが、19世紀中頃の江戸時代に、京都の職人より水晶を磨く技術が伝わったとされ、硬度が高く、加工は非常に時間がかかりました

こうしちゃん

京都より技術が伝わったのですね

ひげ先生

明治時代には、水晶加工の先進国である中国に技術を学ぶため水晶加工部(すいしょうかこうぶ)が設置されました

こうしちゃん

中国にも技術を学びにいったのかぁ

ひげ先生

そうすることで技術の進歩がなされ、手摺り加工から足踏み回転式、電動式加工が取り入れられていきました

こうしちゃん

技術の進歩は素晴らしいわ

ひげ先生

海外への出荷もされるようになり明治時代には大きく発展しましたが、水晶の掘り過ぎもあり、現在では南米・アフリカ・中東などから水晶を輸入されています

こうしちゃん

現在は輸入に頼っているのかぁ

ひげ先生

水晶は無色透明で内容物のないものが良いとされ、大きな玉ほど希少で高価になります

こうしちゃん

ダイヤモンドと一緒ですね

ひげ先生

ダイヤモンドやめのうなどの他の原石にもそれまで培った技術を活用し、山梨県は宝飾品の生産額が全国1位となることができました

こうしちゃん

その技術を体験できるところってありますか?

ひげ先生

あるよ!是非、体験してみてくださいね!!


甲州水晶貴石細工の体験場所

事業者名内容事業者HP
山梨ジュエリーミュージアム宝石研磨
シルバー加工
https://www.pref.yamanashi.jp/yjm/jitsuen/index.html
やまなし伝統工芸館石のクラフト
アクセサリー作り
http://www.teikyo.jp/crafts-yamanashi/result.html?action=article&cid=1089
甲州水晶貴石細工の体験


こうしちゃん

甲州水晶貴石細工の歴史や工芸体験の情報有難うございました

ひげ先生

甲州水晶貴石細工“丸玉飾り台"が売られていますので良かったらぜひ!


こうしちゃん

とても御利益がありそうですね!



ひげ先生

はい、それでは#51 甲州水晶貴石細工(こうしゅうすいしょうきせきざいく)ついてのお話はここまで!

次回は#52 内山紙(うちやまがみ)を見ていきましょう


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(参考)

・47都道府県 伝統工芸百科(丸善出版)

・調べる!47都道府県 伝統工芸で見る日本(同友館)


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