#95 ゼロから学ぶ " 丹波立杭焼 たんばたちくいやき(兵庫県)" の歴史・特徴・魅力・体験場所

飽きのこない素朴さは長く使い込むことで、その良さがわかるのが特徴
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前回は#94 若狭塗(福井県)について詳しくみてきましたが、今回は丹波立杭焼について、ひげ先生と たち子ちゃん との会話より、具体的にチェックしてみましょう
目次

たち子ちゃん、よろしくお願いします。ひげ先生こと当ブログの管理人です

ひげ先生、宜しくおねがいします!
丹波立杭焼が伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合

本日ご紹介の丹波立杭焼は1978年(昭和53年)2月6日に経済産業大臣より指定を受け、丹波立杭陶磁器協同組合が産地組合でしたね

丹波立杭陶磁器協同組合ですね
丹波立杭焼の産地組合がある市町村と観光スポット

丹波立杭陶磁器協同組合は、丹波篠山市(たんばささやまし)にあります
丹波篠山市(たんばささやまし)とは
兵庫県の中東部に位置し、旧丹波国として古来京都への交通の要として栄えてきた

東京からはどのようにして行きますか?

東京から丹波篠山市への行き方ですが、飛行機+電車がおすすめです

飛行機がおすすめなのですね

トータル所要時間は約3時間00分で着くことができます
羽田空港 → 大阪空港(飛行機:約1時間5分)
大阪空港 → 蛍池(大阪モノレール:約2分)
蛍池 → 宝塚(阪急宝塚線:約20分)
宝塚 → 篠山口(JR福知山線〔宝塚線〕 特急こうのとり:約29分

乗り換えは多いけど3時間で行けるのは早いですね

また、丹波篠山市には、篠山城跡(ささやまじょうあと)という観光スポットがあります
篠山城跡(ささやまじょうあと)とは
徳川家康の命によって、松平康重が篠山盆地の独立丘陵に築いた平山城


外堀、内堀がある立派なお城ですね
丹波立杭焼の歴史・特徴・魅力

その篠山城跡がある丹波篠山市における、丹波立杭焼の歴史について見ていきましょう

丹波立杭焼の歴史とは・・・

はじまりは、平安時代末期の12世紀後半で、常滑焼の影響を受け、丹波国の立杭(現在の篠山市)で開かれ、壺(つぼ)や甕(かめ)などが作られるようになりました

当時は大きい焼き物が作られていたのですね

安土桃山時代までは、穴窯(あながま)を使用していましたが、江戸時代初期以降は現在も使われている朝鮮式半地上の登窯(のぼりがま)を使用することで大量生産を可能にしました
穴窯(あながま)とは
斜面を掘り天井だけを構築した単室の窯

登窯(のぼりがま)とは
斜面に沿って階段状に築き、下方からしだいに上方へ焼きあげてゆくもの


大量に作れるように登窯に代わったのですね

原材料は、四ッ辻粘土(よつつじねんど)や弁天黒土(べんてんこくど)を採土して、それらを混ぜて鉄分を含んだ土を使用します

その地域の土を使ったのですね

成型は、足で蹴って、回転させる蹴ろくろ(けろくろ)が、この地域独特の左回りの回転で行われ、今でもその伝統技法は受け継がれております

足で回転させる技法!!

燃えた薪の灰が、陶磁器に融着したガラス質の層である釉薬(ゆうやく)と溶け合って、灰被り(はいかぶり)と呼ばれる色や模様があらわれるのも特徴があります

あらわれ方が一つ一つ違うのもいいですよね

丹波立杭焼は、日本六古窯(にほんろっこよう)のひとつで、瀬戸、越前、常滑、丹波、備前を合わせ、6つの陶磁器の窯のことを呼んでおります
日本六古窯(にほんろっこよう)とは
縄文から続いた世界に誇る日本古来の技術を継承している瀬戸・常滑・越前・信楽・丹波・備前の六窯


その技術を体験できるところってありますか?

あるよ!是非、体験してみてくださいね!!
丹波立杭焼の体験場所
事業者名 | 内容 | 事業者HP |
陶の郷(すえのさと) | 陶芸 | https://tanbayaki.com/workshop/ |
窯元やまの | 陶芸 | http://tanbayakiyamano.com/workshop/ |
丹波焼窯元 丹誠窯 | 陶芸 | http://tanseigama.jp/school/index.html |
昇陽窯 | 陶芸 | https://sho-yo-gama.com/school/ |
茶陶 まるか窯 | 陶芸 | http://www.eonet.ne.jp/~maruka-gama/school.html |

丹波立杭焼の歴史や工芸体験の情報有難うございました

丹波立杭焼の“ビアーカップ”が売られていますので良かったらぜひ!

素敵な器で飲むお酒は最高ですよね!

はい、それでは#95 丹波立杭焼(たんばたちくいやき)についてのお話はここまで!
次回は#96 紀州漆器(きしゅうしっき)を見ていきましょう
(参考)
・47都道府県 伝統工芸百科(丸善出版)
・調べる!47都道府県 伝統工芸で見る日本(同友館)
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