#52 ゼロから学ぶ ” 内山紙 うちやまがみ(長野県)” の歴史・特徴・魅力・体験場所

内山紙(うちやまがみ)

コウゾ100%により強くて通気性や保温力に優れているのが特徴

前回は#51 甲州水晶貴石細工(山梨県)について詳しくみてきましたが、今回は内山紙について、ひげ先生とうちお君との会話より、具体的にチェックしてみましょう


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ひげ先生

うちお君、よろしくお願いします。ひげ先生こと当ブログの管理人です

うちお君

ひげ先生、宜しくおねがいします!


内山紙が伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合


ひげ先生

本日ご紹介の内山紙は1976年(昭和51年)6月2日に経済産業大臣より指定を受け、内山紙協同組合が産地組合でしたね

うちお君

内山紙協同組合ですね


内山紙の産地組合がある市町村と観光スポット


ひげ先生

内山紙協同組合は、飯山市(いいやまし)にあります


飯山市(いいやまし)とは

長野県のもっとも北に位置し、市の中心を千曲川(ちくまがわ)が縦断する田園地帯である


うちお君

以前にも飯山市の伝統的工芸品が取り上げられていたのを見ましたよ

ひげ先生

その通りです!飯山仏壇があります

#31 ゼロから学ぶ ” 飯山仏壇 いいやまぶつだん(長野県)” の歴史・特徴・魅力・体験場所

良質な木材を使用し、全体に蒔絵が描かれ、拝む人の目に装飾がよく見えるよう配慮がなされているのが特徴 スポンサーリンクはじまり スポンサーリンクおわり 前回は#30 高…

東京からはどのようにして行きますか?

ひげ先生

東京から飯山市への行き方ですが、新幹線がおすすめです

うちお君

具体的にはどういったルートになりますでしょうか?

ひげ先生

トータル所要時間は約2時間00分で着くことができます

東京駅→飯山駅(北陸新幹線はくたか:約 1 時間 50 分)

うちお君

東京駅から直通があるのですね!

ひげ先生

また、飯山市には、菜の花公園(なのはなこうえん)という観光スポットがあります


菜の花公園(なのはなこうえん)とは

長野県飯山市瑞穂の千曲川のほとりに広がる公園で、5月には菜の花、8月にはひまわりが咲く絶景スポット

菜の花公園(なのはなこうえん)


うちお君

とても素敵な景色ですね


内山紙の歴史・特徴・魅力


ひげ先生

その菜の花公園がある飯山市における、内山紙の歴史について見ていきましょう

うちお君

紙の歴史って気になりますねぇ

ひげ先生

はじまりは江戸時代前期の17世紀に内山村の萩原喜右ヱ門が、美濃国で製法を学び、帰郷して作られたとされています

うちお君

美濃国は岐阜県ですね

ひげ先生

明治時代に動力が導入され、広く紙が漉かれるようになり、戸籍台帳など官公庁にも使われるようになりました

うちお君

どんどん広まっていったのですね

ひげ先生

ただ洋紙の普及により、生産が減ってしまいました

うちお君

洋紙は大量生産できますからねぇ

ひげ先生

内山紙の原料は強くてしなやかであるコウゾが100%使用されており、強くて通気性や保湿力に優れており、日に焼けることがないため長期間保存に最適になっております


コウゾとは

クワ科の落葉低木。繊維は太くて長く強靱。

コウゾ


うちお君

丈夫な紙ってことですね

ひげ先生

コウゾの束を水に浸け、夜間に雪の上に置いて凍らせ皮を剥がしやすくする凍皮(とうひ)や多量の雪で発生するオゾンの漂白作用をうけて白くする雪さらしの作業があります

うちお君

色々工夫がされているのですね!

ひげ先生

すき舟に水をはり解きほぐした原料と繊維をくっつけるトロロアオイを入れて混ぜて紙漉き(かみすき)が行われます


トロロアオイとは

中国原産のアオイ科の植物で、日本へは室町時代に伝えられ、現在では我が国各地で栽培されている

トロロアオイ


紙漉き(かみすき)とは

すき舟に水をはり解きほぐした原料と繊維をくっつける“トロロアオイ”を入れて混ぜる

紙漉き(かみすき)


うちお君

トロロアオイの粘液を加えるのですね!

ひげ先生

水気をしぼって乾燥させると、天然の白に輝く紙が出来上がります

うちお君

その技術を体験できるところってありますか?

ひげ先生

あるよ!是非、体験してみてくださいね!!


内山紙の体験場所

事業者名内容事業者HP
かみすき屋紙すきhttp://kamisukiya.com/goannai
内山紙の体験


うちお君

内山紙の歴史や工芸体験の情報有難うございました

ひげ先生

内山紙“障子紙”が売られていますので良かったらぜひ!


うちお君

伝統の障子紙とは良いですね!



ひげ先生

はい、それでは#52 内山紙(うちやまがみ)についてのお話はここまで!

次回は#53 常滑焼(とこなめやき)を見ていきましょう


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(参考)

・47都道府県 伝統工芸百科(丸善出版)

・調べる!47都道府県 伝統工芸で見る日本(同友館)


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