#39 ゼロから学ぶ ” 松本家具 まつもとかぐ(長野県)”の歴史・特徴・魅力・体験場所
釘を使わずに二つの部材をつなぎ合わせることで、一度組んだら外れることのない丈夫なつくりが特徴
前回は#38 村上木彫堆朱(新潟県)について詳しくみてきましたが、今回は村上木彫堆朱について、ひげ先生とまつ子ちゃんとの会話より、具体的にチェックしてみましょう
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まつ子ちゃん、おはようございます。ひげ先生こと当ブログの管理人です
ひげ先生、おはよーござんす!(おはようございます!)
松本家具が伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合
本日ご紹介の松本家具は1976年(昭和51年)2月26日に経済産業大臣より指定を受け、松本民芸家具工芸協同組合が産地組合でしたね
松本民芸家具工芸協同組合ですね
松本家具の産地組合がある市町村と観光スポット
松本民芸家具工芸協同組合は、松本市(まつもとし)にあります
松本市(まつもとし)とは
長野県のほぼ中央に位置し、松本盆地中部と東西の山地を占める中心都市
松本市はたしか他に伝統的工芸品ありませんでしたっけ?
そうですね!信州紬も松本市周辺になります
松本市は東京からどうやっていくのでしょうか?
東京から松本市への行き方ですが、新幹線+JRがおすすめです
具体的にはどういったルートでしょうか?
トータル所要時間は約2時間30分で着くことができます
東京駅 → 長野駅(北陸新幹線 かがやき:約1時間22分)
長野駅 → 松本駅(JR信越本線 特急:約50分)
東京からだと松本まで近いですね
また、松本市には、四柱神社(よはしらじんじゃ)という観光スポットがあります
四柱神社(よはしらじんじゃ)とは
長野県最強のパワースポットで天之御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神、天照大神の四柱を祀る神社、四柱の神がもたらす「願いごとむすび」は「全ての願いが相叶う」という非常に有難いもの
最強のパワースポットとは、行ってみたいです!
松本家具の歴史・特徴・魅力
その四柱神社がある松本市における、松本家具の歴史について見ていきましょう
家具ってどういったの歴史があるのだろうか?
16世紀後半の安土桃山時代に城下町が整備されたことがはじまりとされています
城下町の整備がはじまりなのですね
江戸時代末期には一般向けの家具も作られ、全国各地に売られるようになりました
環境的によかったのでしょうか?
そうですね! 松本盆地周辺の山には木材が豊富にあり、空気が乾燥していて風がつよいことで、木が乾きやすく、加工や保管に適しているとされています
作りやすい環境が整っていたのですね
木材はケヤキやナラなどの丸太から切り出し、自然な状態のままである無垢材が使用されます
ケヤキとは
ニレ科ケヤキ属の落葉高木
ナラとは
ブナ科コナラ属の落葉広葉樹
その木材にどういった加工がされますか?
1人の職人が、一般的に木目に節の少ないものから部材を取る“木取り”をおこない、各部分の部材を加工していく“木地加工”をほどこし、家具を組み立てる“組み立て”の後に、金具を取り付ける“仕上げ”までをおこない完成させます
1人で全ての工程を行うのですね。すごい!
組手と接手による“組接技法(くみつぎぎほう)”により、つくりが丈夫になり、また重厚さと木目の美しさが特徴です
つなぎの部分に釘を使わないのですね!
古くから社寺建築に使われ、一度組んだら外れない丈夫なつくりとなる技術が高まりました
その技術を体験できるところってありますか?
あるよ!是非、体験してみてくださいね!!
松本家具の体験場所
事業者名 | 内容 | 事業者HP |
中央民芸ショールーム | 鑑賞 | http://matsumin.com/index.php/showroom/ |
喫茶室 八十六温館(やとろおんかん) | 鑑賞 | https://visitmatsumoto.com/spot/kagetsu-kissashitsu-yatoro-onkan/ |
居酒屋「しづか」 | 鑑賞 | https://www.shiduka.co.jp/history |
女鳥羽 そば | 鑑賞 | https://www.metobasoba.com/index.html |
珈琲まるも | 鑑賞 | https://nakamachi.org/shopmember/marumo |
松本家具の歴史や工芸体験の情報有難うございました
松本家具の“書物”が売られていますので良かったらぜひ!
もっと学習できますね!
はい、それでは#39 松本家具(まつもとかぐ)についてのお話はここまで
次回は#40 西陣織(にしじんおり)を見ていきましょう
(参考)
・調べる!47都道府県 伝統工芸で見る日本(同友館)
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