#6 ゼロから学ぶ " 信州紬 しんしゅうつむぎ(長野県)" の歴史・特徴・魅力・体験場所

信州紬(しんしゅうつむぎ)

親から孫の代まで3代に渡り着ることができると言われる

前回は#5 高岡銅器(富山県)について詳しくみてきましたが、今回は信州紬について、ひげ先生としん子ちゃんとの会話より、具体的にチェックしてみましょう


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ひげ先生

しん子ちゃん、こんにちは。ひげ先生こと当ブログの管理人です

しん子ちゃん

ひげ先生、おはよーござんす

(おはようございます)

ひげ先生

それでは今回、長野県の信州紬(しんしゅうつむぎ)を紹介したいと思います

しん子ちゃん

やくやくありがとう!

(わざわざありがとう!)


信州紬が伝統的工芸品に指定された年月日と産地組合


ひげ先生

信州紬は1975年(昭和50年)2月17日に経済産業大臣より指定を受け、長野県織物工業組合が産地組合だったね

しん子ちゃん

信州は長野県ですね


信州紬の産地組合がある市町村と観光スポット


ひげ先生

信州紬の産地組合は長野県の松本市(まつもとし)にあります


松本市(まつもとし)とは

長野県の中信地方に位置する市

しん子ちゃん

何か松本市で有名なものはありますか?

ひげ先生

松本城公園(まつもとじょうこうえん)ですね


松本城公園(まつもとじょうこうえん)とは

歴史情緒あふれる国宝松本城の公園。城郭は、現存する五重六階の木造天守としては日本最古

松本城公園(まつもとじょうこうえん)

しん子ちゃん

日本最古って響きがいいですね!


信州紬の歴史・特徴・魅力


ひげ先生

信州紬の始まりは、奈良時代に織られていた絁(あしぎぬ)が起源です


絁(あしぎぬ)とは

日本の古い絹織物の一種で、奈良の正倉院に現存するものがある

絁(あしぎぬ) 正倉院展より引用

しん子ちゃん

奈良時代って何年ぐらいのお話でしょうか?

ひげ先生

奈良時代は710年-784年のことを指します

しん子ちゃん

かなり昔のお話なのですね

ひげ先生

そうなんです!そこから信州紬になるまでに長い月日が経ちます

しん子ちゃん

歴史があるんですね!

ひげ先生

そこから江戸時代の初期に各藩が競い合いながら、産業政策として養蚕を奨励しました

しん子ちゃん

たまには競い合いも大事ですね

ひげ先生

この頃から生糸(きいと)真綿(まわた)手紡ぎ糸(てつぎいと)を利用した紬織物は、農家の副業として織られ始めました


生糸(きいと)とは

蚕の繭(まゆ)から取ったままで、手を加えていない糸

生糸(きいと)


真綿(まわた)とは

まゆを引き延ばして作った綿

真綿(まわた)


手紡ぎ糸(てつぎいと)とは

機械ではなく糸車を使い、手で糸を紡いでいく手法のことです

手紡ぎ糸(てつぎいと)

しん子ちゃん

もともとは副業だったんですね

ひげ先生

やがて信州の全域が紬の産地として栄えました

しん子ちゃん

全域まで広がったのですね

ひげ先生

そしてこの地域は草木染材が豊富に自生していたことから、草木染め(くさきぞめ)の技法も普及します


草木染め(くさきぞめ)とは

果実や植物などの天然染料を使った染め方のことをいいます

草木染め(くさきぞめ)

しん子ちゃん

天然染料って素敵だわ!

ひげ先生

信州紬が商品化されたのは大正末期ですが、紬織物の生産は下火になってしまいます

しん子ちゃん

浮き沈みがあったんですね

ひげ先生

自治体の振興策のおかげもあり、県下全域にわたって生産が息を吹き返しました

しん子ちゃん

関係者皆さんで力を合わせて頑張ってんですね!

ひげ先生

そうなんです!

信州紬は高級反物として地位を築くことができました

しん子ちゃん

どういった特徴がありますか?

ひげ先生

色格調高い染め技術と渋い光沢が「信州紬」の大きな特徴です

しん子ちゃん

織り方でも何かありますか?

ひげ先生

手足で動かす手機(てばた)で織るため、一反一反に織られる方の繊細さが表れます

しん子ちゃん

職人の手仕事ってかっこいいですよね

ひげ先生

あと100%天蚕糸で織った天蚕紬はここだけの特産品です

しん子ちゃん

その技術を体験できるところはありますか?

ひげ先生

あるよ!是非、体験してみてくださいね!!


信州紬の体験場所

事業者名内容事業者HP
小岩井紬工房織りのワークショップhttp://www13.ueda.ne.jp/~koiwai-tsumugi/
信州紬の体験


しん子ちゃん

織りのワークショップいいですね!

ひげ先生

信州紬“帯”が売られていますので良かったらぜひ!



しん子ちゃん

ひげ先生、おつかいな!(おつかれさまでした!)

ひげ先生

はい、それでは#6 信州紬(しんしゅうつむぎ)についてのお話はここまで

次回は#7 木曽漆器(きそしっき)を見ていきましょう


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(参考)

伝統工芸の基本4 布(理論社)


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